インタビュー:倉木麻衣「女性は強がっている유…
看板MaiKuraki (渡月橋)作者Dorisjiang (8/31 SUMMER TIME GONE)時間14年前 (2010/08/31 13:10)推噓0(0推 0噓 0→)留言0則, 0人參與討論串1/2 (看更多)
インタビュー:倉木麻衣「女性は強がっているんです」
2010年08月31日12時00分 / 提供:livedoo
今年6月、高校男子ソフトボール部にスポットを当て描かれた直球青春映画『ソフトボ
ーイ』の主題歌として、再レコーディングした「chance for you~cinema ver.~」を
配信した倉木麻衣。デビュー10周年を迎えた昨年から、2年連続でKOSE「エスプリーク
プレシャス」のイメージキャラクターを務めている彼女が、8月31日に同CMソングであ
り、通算34枚目となるニューシングル「SUMMER TIME GONE」を発売した。
──今年6月に公開となった青春映画「ソフトボーイ」で、「chance for you」が主題
歌として起用されていましたが、倉木さんにとって“青春”の想い出はありますか?
倉木麻衣(以降、倉木):学生の頃、演劇部と合唱部を掛け持ちしていたんですね。も
うお昼休みとか放課後とか関係無しに、出来れば授業中も抜け出して歌の練習をしたい
ぐらい、すごく熱中していて。演劇部に入った時にちょうど市の大会があって、個人賞
をもらえたので、自分に自信がついて。そこから色んな演劇とか歌とかにすごく熱中し
ていった時が、青春でしたね。合唱コンクールに向けて友達同士で熱く頑張ったり、何
かに向かっている姿が青春だったなと。今思い返すと、もっと練習しておけば良かった
とか、積極的にソロパートをやりたかったなと思います。
──部活動する間もなくデビューされていたのかと思っていたので、意外です。
倉木:高校の時にデビューしてからは帰宅部なんですけど、中学生とか高校1年生ぐら
いまでは色々と。どちらかというと運動ではない、文化系の部活ですよね。こう見えて
も初めはバスケットボール部に仮入部したんですよ。でも、もの凄い体育会系で、朝練
がこんなにキツイとは思わなかったので辞めました(笑)。それで演劇部に入ったら、
運動部と変わらないぐらい体力が必要なんですよ。毎日、校庭を20週ぐらいしながら「
あ・え・い・う・え・お・あ・お!」と言って。放課後、他のクラスが終わるともう先
に始めていて声が聞こえてくるので、「早く終わらないかな!」ってソワソワしてると
いう、青春を味わっていましたね(笑)。
──映画の中には、個性的なキャラクターがたくさん登場しますよね。
倉木:「こういう友達いたなぁ」とか、みんな同じではなく、それぞれの個性があって
、すごく面白いなと思ったんですよ。それでいて、目指すものは一緒という所がすごく
素敵だなと思って観てました。最後は「そう来たか!」って、ハマっちゃいましたね(
笑)。
──登場人物の中では、自分は誰に一番近いなとか、共感できましたか?
倉木:ノグチ君ですね。ノグチ君ってふわふわキャラというか、自由奔放な感じだけど
、実は結構悩んで考えている、頭脳派な所が見え隠れしていて。自由奔放な所はちょっ
と自分に似てますね。あと、気が付いたらちゃっかり自分が…というとことか(笑)。
──倉木さんも、ノグチのように周囲を巻き込むリーダータイプだったんですか?
倉木:私こう見えても学生の頃に学級委員を…自らではなく、ジャンケンに負けてなっ
たんです(笑)。でも、よくいるじゃないですか。ジャンケンに負けて「負けちゃった
ぁ、学級委員になっちゃったー」と言ってても、意外と内心では嬉しい、みたいなタイ
プでした(笑)。友達とか周りからは、あまりまとめたりするようには見えないと思う
んですけど、意外と自分的には友達とかを巻き込んで、気付いたらそういう輪を作るの
は結構、昔から好きでしたね。
──オリジナルと比較して、「chance for you ~cinema ver.~」はアップテンポにな
り、ブラスの音色がブラスバンドで演奏しているかのように感じたのですが、アレンジ
など録り直しされたのは何故ですか?
倉木:映画のお話を頂いて、私が思い描く“青春”の音楽をアレンジも含めてそのまま
リリース出来たらいいなと思って、チャレンジしてみたんですよね。最初は、いつもの
「chance for you」より、もっとみんなで頑張って、乗っていけるようなサウンドにし
たかったので。必然的にテンポをもの凄く上げてみたんですけど、違和感があったんで
すよ。
倉木:いつもだと結構ゆったりと、言葉を噛み締めながらみんなに伝えるような歌い方
をしていたんですけど、今回は趣旨として「ソフトボーイ」という映画の部分も考慮し
ながら作っていったので、自然とああいう形になって。私の中では結構衝撃的で、みん
なも多分もうライブで欠かせなくなっているので、きっと初めはビックリされた方も沢
山いたと思うんですけど。じっくりの「chance for you」から、みんなで気持ちを上げ
て頑張っていこうというような、テンポのいい「chance for you」もアリかなと思って
作りました。
──5年前にオリジナルの「chance for you」を発表されてから、ライブでもずっと歌
い続けていますが、倉木さんにとってどんな存在の曲ですか?
倉木:身体の一部になっているような曲です。本当にちょっと落ち込んだりする時がた
まにあるんですけど、そういう時にみんなの顔が浮かんでくるんですよね。ファンの子
達が夢に出てきて「頑張れ!」と言ってたり、その時に“傷つく事を 恐れず今は”っ
て「chance for you」が頭の中をすごくよぎるんですよ。それぐらい、もう私にとって
はみんなとの家族的な歌が出来たなと思って、大事な存在です。
──制作当時で、記憶に残ってることはありますか?
倉木:「一気隊」といって、みんなで一緒に歌っている所を録ったんですね。自分一人
じゃなくて、色んな人の声を入れることによって、その人自身の持っているパワーが歌
に集結されて。「自分一人じゃないんだ、頑張っていこう!」という切り替えが出来る
んじゃないか?ということに、すごくこだわっていた制作だったなと思います。
──今回の「SUMMER TIME GONE」に、「夏になると なぜか海が恋しい」という歌詞が
ありますよね。
倉木:海って、色んな人の想いを置いていったり捨てていったり、日常生活からちょっ
と現実逃避できる場所なんじゃないかなって、すごく思うんですよね。私もよく海に行
って、何をする訳でもなく、風に吹かれて、ちょっと日陰がある所で一人でボーッと景
色を眺めたりします。
──何か夏の想い出はありますか?
倉木:夏の想い出は、やっぱりライブかな。「DIAMOND WAVE」のツアーを回っていた時
に、ものすごく暑いのにも関わらずライブ前に楽屋口にみんなが待っていてくれたこと
とか。ツアー中の思い出が多いですね。
──夏バテ防止とか気を付けられてますか?
倉木:今は、「梅肉エキス」をスプーン一杯、水に溶かしてハチミツを入れたものを毎
朝飲んでいて。血液がすごくサラサラになって、夏バテ防止にいいので、オススメしま
す。
──恋愛について、男性は別名で保存して、女性は上書きで保存するなどとも言います
が、倉木さんはどう思いますか?
倉木:人によるので、一概にそうとも言えないと思うんですよね。そうは言っても、や
っぱり誰しも1日でパッと想いを断ち切れるかと言ったら、絶対に断ち切れないと思う
し。女性は強がっているんですよ。本当は断ち切れていないけど、次に向かわなきゃと
いうハングリー精神的なものが多分、本能的にあると思うんですよね(笑)。でも、私
はどちらかというと、男性タイプで残されていく感じですかね。立ち直れないんです…
。そして時が解決していくというパターンです。
──「destiny」という歌詞もありますが、運命は信じますか?
倉木:信じます!デビューしてから今まで、出会いとか運命ってすごく感じるんですよ
ね。まさに今回の「anywhere」という楽曲も、ちょうどニューヨークに行った時に、た
またまPink Floydというバンドでキーボードを弾いている方が来ていらして、曲を提供
して下さったんですよ。もしニューヨークに行ってなかったら、こういう楽曲にも会え
なかったし、自分の音楽性の幅も広げることも出来なかっただろうし。そういう一つ一
つの出会いって繋がるんじゃないかなと思うんですよ。だから「運命ってあるんだな」
ってつくづく思いますね。
──今回、2年連続でKOSE「エスプリーク プレシャス」のイメージキャラクターを務め
られていて、CM映像を見させて頂いたんですけど、今までになく他の出演者も登場して
ますね。
倉木:そうですね、今回はすごく斬新なシチュエーションで。人生が始まってから、あ
れだけ大勢の外国の方に、一斉に近距離で見つめられたことは無かったんですが、これ
から先も多分もう無いんじゃないかと思うぐらいの経験をさせて頂きました(笑)。
──何人ぐらい、いたんですか?
倉木:35名とか。すぐ近くの距離で、しかもオペラグラスを持って拡大ですよ。そりゃ
あ緊張しました(笑)。
──今までの撮影と比べて、大変だったことはありますか?
倉木:見られてハッとしている目の表情とか、表情の出し方かな。アーティスト倉木麻
衣のイメージとはまた違った、ビューティーな倉木麻衣という世界観を見せるにはどう
したらいいのかをすごく考えて撮りましたね。
──何か撮影スタッフの方からリクエストされたことはありましたか?
倉木:最後にウィンクをする予定ではなかったんですよ。最初は「うる桃」というキャ
ッチコピーを私が言って、笑顔で締めくくるというパターンだったんですけど、何かち
ょっとスパイスが欲しかったんでしょうね。「ウィンクを出来ないか?」と急遽言われ
まして。ウィンクって、小さい時ぐらいしかした記憶が無いなと思って。やってみたん
ですけど、最初は上手くいかなくて、もう何回も撮り直して。最後やっと良いのが出来
て、アレになりました。結構、恥ずかしかったです(笑)。
──今後、芝居や演技の仕事に興味は無いですか?
倉木:意外とミュージックビデオとかって、そのシチュエーションで歌うので、もう歌
自体、演技的な、芝居が絡んでいると思うんですよね。演劇部にもいたので、そういう
のは好きなんですよ。かといって、ドラマに出てみるとか、演技をやるかと言われたら
、そこはちょっと。ライブとかプロモーションビデオとかの方で、もうちょっと自分の
演技力というか、幅を広げたいなと思っています。
──実際に、例えば街中で視線を感じたことはありますか?
倉木:例えば今、KOSE「エスプリーク プレシャス」の自分のポスターがあるじゃない
ですか。私もお店に入って化粧品売り場に行ったりするので、それを忘れていて通った
時に、自分と対面する訳ですよ。その瞬間に「ハッ!」となって、まず周りを気にする
んです。それでパッと後ろに隠れて、ちょっと様子を伺うという感じで、ビックリする
んですよ(笑)。別に悪いことをしている訳じゃないんですけど、「あっ!」という緊
張感が走りますね。
あと、渋谷を歩いていて交差点を横断する時に、マスクをした男の人から「ちょっとす
みません、○○事務所のスカウトなんですけど」って声を掛けられたことがあって。そ
れで、私の顔を見た瞬間にパッと「あっ!もう入られてますね…」という(笑)。「倉
木麻衣と思われたのかな?」って、ちょっとドキッとしましたね。本当に普段はもう素
の自分なので、ビックリして。
──2年連続でイメージキャラクターを務められることに対して、意識されるようなこ
とはありますか?
倉木:本当に“美”というものに対して、意識するようになりましたね。メイクって特
に肌が重要なので、よりスキンケアとかを大事にしなきゃと思って。今、夏で日差しが
強いので、焼けないように50SPFの日焼け止めを塗って、日陰を探して、トカゲみたい
にビルとビルの間を歩いて行く感じです(笑)。日陰でも焼けちゃうので油断はできな
いですけど。
──2曲目の「anywhere」に「少女に戻れるの」という歌詞がありますが、自分が大人
の女性に成長したなとか、逆にまだ少女の部分を持っているなと感じることはあります
か?
倉木:意外と10代の頃の方が「妥協」という言葉が無かったんですよ。もうストイック
過ぎちゃって、「こうじゃなきゃいけない!」というような。だけど大人になったら、
「そういう路線もあるんだね」という、いい意味で「妥協」を覚えられたのが、すごく
大人になったなと思います。昔の方が、何でも真っ直ぐで頑固というような。柔軟にな
ったと言うのかな。
──少女というか、子供の心を未だ持ち続けていると感じることは?
倉木:遊園地とか、水に触れて微生物を観察したりすると童心に戻りますよね。遊園地
で「ウワァー!」って、乗れもしないのにはしゃいじゃって、後でグロッキーになって
るという。前は大丈夫だったんですけど、大人になったら三半規管が段々弱くなったの
か、乗り物が苦手になっちゃったんですよね。観覧車とか高い所は大丈夫で、ジェット
コースターとか、船が揺れるのとかありますよね? ああいうのがダメで。でも、東京
ドームシティのLaQuaにあるタワーハッカーは大丈夫なんですよね(笑)。
──お化け屋敷は怖くないですか?
倉木:よくグループで行った記憶があるんですけど、私は常に真ん中で、前と後ろに人
がいてサンドイッチしてもらわないと嫌なんです (笑)。でも、それですごく悲惨な想
い出がありまして。もう怖くて「キャーキャー」言いながら入ったんですけど、外に出
た瞬間に前の女の子が「靴がおかしい、様子が変だ」と言い出したんです。その友達は
、パンプスを履いていたんですけど、私があまりの怖さに「キャー」って言いながら押
して踏んでしまっていたらしく、ヒールのカカトが取れちゃっていて(笑)。ちょうど
、その子が好きな男の子も一緒にいたので、恥ずかし過ぎて「もう絶対に麻衣ちゃんと
は遊園地に行かない!」って言われました…。そんな想い出で、すみません。
──映画やドライブなどデートシーンが思い浮かびますが、倉木さんにとって理想のデ
ートコースとは?
倉木:理想は高く(笑)。この歌は私の理想を書いたんですけど、海沿いをドライブし
て風を感じて、映画を観に行く訳です。映画を観終わったら、今度は夜景の見えるロマ
ンティックな場所に連れて行って欲しいんですよね。…はい、すみません(笑)。
──自分では、車の免許を取られていないですか?
倉木:取ってないんですよね。よく、車に乗ると人が変わる方っていらっしゃいますよ
ね。クラクションを「プップッ!」って余計に鳴らしたり、「なんでウィンカーを出さ
ないのよ!」みたいなタイプになっちゃうかもしれない(笑)。
──今回のジャケットは、どのようにして決まっていったんですか?
倉木:シチュエーション的に、私の本当の表情を撮ろうということになりまして。切な
い表情だったり、強がってる女の子がいたり、色んな表情を撮ってみようという中のワ
ンシーンで撮れたのがこの写真。よく見ると、強がって、ちょっとすましてる、何事も
なかったような感じですね(笑)。
──普段のファッションの好みに変化はありますか?
倉木:いつもジーンズスタイルとかが多いんですけど、花柄のロンパースとかを着るよ
うになったんですよね。自分には似合わないんじゃないかと思っていたんですけど、
KOSE「エスプリーク プレシャス」のイメージキャラクターをやらせて頂いて、色んな
洋服を着させて頂くようになってから、こういうガーリーな服も合うんだなと思って。
そこから、「ロンパースもいいかな?」と。でも、男性から見るとパジャマっぽい感じ
に見えちゃうんですかね? 女の子同士だとカワイイと思うんですけど。
──10月9日には、さいたまスーパーアリーナで去年に続き「HAPPY HAPPY HALLOWEEN
LIVE 2010」が控えていますが、こういう風にしようと考えられていることはあります
か?
倉木:去年に引き続き、衣装とか演出の部分はまさにハロウィンの世界観をかもし出し
たいというのがすごくあって。今回は、みんなと一緒にお祝いが出来るパーティのよう
な内容にしたいなと考えています。これから打ち合わせを進めて詰めていくんですけど
、「これ聴きたい!」と皆さんがリクエストして下さった曲プラス、新曲もたくさん披
露したいと思ってます。
──新曲など、次の作品はこういう内容にしたいなと考えられていることはありますか
?
倉木: 次の作品も今までとちょっと雰囲気が違う、新しい世界観を出していけたらな
と思っています。今回の「SUMMER TIME GONE」と「anywhere」は、シングルなんですけ
ど、ちょっとミニアルバムを作るような意識で制作していて、今作とニュアンスが続い
ていくような作品になりそうです。頑張ります!
http://news.livedoor.com/topics/detail/4977876/
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