[彼女] 「@ぴあ」interview

看板aiko作者 (aikoが大好きだ~)時間16年前 (2008/04/04 02:24), 編輯推噓0(000)
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http://www.pia.co.jp/interview/aiko/ 今年の7月にメジャーデビュー10周年を迎えるaiko。<ちょっと嬉しいHappy Surprise!>として、過去アルバム7作品の初回限定盤の復刻や素敵グッズのプレゼン ト、全国ツアーとは異なる裏のライブツアーの開催など、様々な企画を実施中の彼女が ニューアルバム『秘密』をリリースした。“あなた”と“あたし”の一対一の関係を描 いた「You & Me Both」「二人」からはじまり、ラブソングの中に聴き手に対する思い を潜ませた「約束」で終わる全13曲は、この10年間の活動を支えてくれたファンへの感 謝の気持ちをこめた作品となったようだ。 ──まず、8枚目のアルバム『秘密』が完成した率直な感想から聞かせてください。 今回は心の中で思ってる陰な部分をちゃんと言葉にする事が出来たと思ってて。これま で言えなかった事も歌詞にして、曲にして、伝える事が出来た。自分の心のなかの、本 当に隅っこを爪で引っ掻いて出してきた感じがしますね。あと、過去の事も改めて振り 返ったりもしているので、学生時代の想い出も書いてて。 ──シングル「二人」のインタビューでも「学生時代と今を重ねて書いた」と言ってま したね。 「二人」は、歌詞のなかに<観覧車>が出てくるんですけど、そのくだりのところは、 私の中ではどうしても大阪のエキスポランドが出てくるんです。10代の頃も今も、好き になった瞬間にガビーン! とくる感じとか、せつなく思う気持ちは一緒なんやなって 思ったんですよね。 ──「学校」という題名の曲もありますね。体育祭の風景を思い起こしたりしました。 そうなんですよ。例えば、「ウミウサギ」は、夜中にひとりでドライブしてて、海まで 行った時に出来た曲なんですけど、たまに思い切って海ほたるや江ノ島まで行っちゃっ たりするんですね。行くんやけど、停める場所が分からずに、どこにも降りないで帰っ てきたりするんですけど(笑)、高校生や短大生の時に行った海を思い出して。だから 、このアルバムは、学生時代に大切だった場所や想い出を今の自分自身と重ねて書いた 曲が核になってる作品やなと思いますね。 ──1曲1曲の歌詞に情景がとてもはっきり描かれているので、ストーリー性のある曲が 多いなと思いました。 私の中では過去の記憶が写真として残ってるんですけど、今は、感情の塊を吐き出すと いうよりも、写真を言葉にしたいっていう気持ちが強いんですよね。しかも、本当に10 年くらい経たないと古くならないし、5年くらいでは、その時の感情が強すぎて、まだ 歌えないんです。そういう意味でも、今回は、自分だけの感情や、自分から見た景色だ けじゃなくて、自分の心のなかに残してきた気持ちや鮮明に残ってる風景、衝撃を受け た言葉をストーリーとして歌えた作品になってるなって思います。 ──過去を想い出として語れるようになったって事でしょうか? 10年経った事で色んな場所に行ったり帰ったりする事が出来るようになった感じはしま すね。昔はすごく嫌だったんですよ。過去を羨ましく感じる自分がいたらどうしようと 思っていたので、過去を振り返るのが怖かったんです。でも、今は過去を愛おしいと思 えるようになったし、ゆっくりと振り返る事が出来るようにもなったのが良かったと思 う。ま、でも、もしも、17歳に戻れる魔法の薬が発売されたら、『ちょっと行ってみる ?』って思うかもしれないんですけど(笑)、過去の事を過去形で歌っているというよ りは、いま心のなかにある想い出を歌ってるなと思いますね。 ──メジャーデビュー10周年を迎えた事に関しては、どんな気持ちでいますか? 10周年としての区切りはまったくないんですけど、10年続ける事が出来たからこそでき たアルバムだと思うし、ライブで感じたことも曲にしてて。 ──最後の「約束」という曲ですか? <いつかまた逢える日まで元気でいてね>とい う歌詞が、ファンに向けたメッセージなのかなって思いました。 そうなんですよ。「約束」は、曲としてはラブソングなんですけど、ファンの人の事を 歌ってて。ライブというのは、私の中では恋なんです。みんなマイクもないのに大声で 話しかけてくれるんですけど、その瞬間、本当に一個一個に恋をしてしまう感じがあっ て。普段の生活のなかでは、初対面の人とすぐに近くなれる事はあんまりないので、余 計にグッときてしまうんですよね。そういう風にいろんな人や場所から曲にする衝撃や 感情をもらう事が出来て作れたアルバムだなって思いますね。 ──5月からは全国ツアーもはじまります。 やっぱり絶対にいちばん後ろの人まで1対1で届くライブをしたいですね。その瞬間瞬間 全て1対1で、歌ってる時も1対何千ではなく、つねに1人と1人で「二人」の関係で届け ていきたいし、10周年なので、ちょっといつもよりがんばったお祭りができればいいな と思いますね。 取材・文/永堀アツオ 2008/04/02 -- aiko Official Home Page http://aiko.can-d.com/ -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc) ◆ From: 118.169.81.184
文章代碼(AID): #17zI3QLw (aiko)
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