坂井泉水さん、花20万本と天国へ-祭壇に直筆歌詞ノート
5月27日に脳挫傷で死去したポップスグループ「ZARD」のボーカル、坂井泉水
さん(享年40)の音楽葬が26日、東京・青山葬儀場で行われた。所属事務所の元後
輩で歌手、大黒摩季(37)=写真左=は「いつもさりげなく励ましてくれた」と号泣
。会場には約20万本の花が飾られ、「負けないで」など名曲の調べとともに天国へ送
り出した。27日に同所でファン向けの音楽葬が行われる。
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入院先の病院で転落死というショッキングな出来事から約1カ月。歌で人々に勇気を
与え続けた坂井さんを送る音楽葬「ZARD/坂井泉水さんを偲ぶ会」が盛大に行われ
た。
祭壇前ではバイオリン、チェロなど弦楽四重奏で「揺れる想い」「永遠」など珠玉の
名曲8曲を演奏。屋外の駐車場には縦4.6メートル、横8メートルの巨大モニターが
設置され、11曲がライブ映像でよみがえった。
ゆかりのアーティストの中で、真っ先に会場入りした大黒は人目もはばからず号泣。
涙をぬぐうことなく「私が落ち込んでいるとき『摩季ちゃんといると元気が出るよ、力
強い声が大好きよ』とさりげなく励ましてくれた」。坂井さんの優しさは、事務所を移
籍した大黒の心に今でも残っていた。
「本当に痛い思いをしたので、ゆっくり休んで(天国で)大好きな歌をいっぱい奏で
てほしい」。話し終えると再び涙がこぼれた。
「負けないで」などを提供した作曲家、織田哲郎氏(49)は最後の別れを告げた後
、しばし呆然(ぼうぜん)。報道陣にコメントを求められても数十秒間は言葉が出ず「
もう本当に、一緒に曲をつくれなくなったと思うと残念。本当にすばらしい仲間でした
」と、絞り出すように語った。
坂井さんの遺影がほほえむ祭壇は、レコーディングを行っていた都内のスタジオを再
現。愛用のマイク、ヘッドホン、小さなピアノ、歌詞ノート、収録中に水を飲むための
マグが並べられた。5月28日から1週間、東京、大阪の献花台でファンが記帳した1
50冊のノートも置かれた。
また、花好きだった坂井さんのために約20万本の花を用意。祭壇には赤と白のカー
ネーションやガーベラで「ZARD」の文字がかたどられた。
屋外ではベストアルバム「The Single Collection~軌跡」の
ジャケットの世界観をイメージ。空や海、砂浜を表現するため青と白のデルフィニュー
ム、アジサイが一面に飾られた。会場は3日間かけて設営され総経費は約2億円と異例
の規模。
この日訪れた約700人の関係者は坂井さんが好きだった花「カラー」の品種の一つ
「クリスタル・ブラッシュ」を1本ずつ献花。その白い花びらのように汚れない人柄と
透明感のある歌声を懐かしんだ。切れ目なく流れるおなじみのメロディーに合わせ、詞
を口ずさむ姿も見られた。
27日は午前10時から午後7時までファンの献花が行われ、坂井さんの歌を愛した
すべての人々に別れを告げる。
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200706/gt2007062700.html
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