[倉科] NHK朝ドラ『ウェルかめ』ヒロイン 倉科 カナ 夢をあ
NHK朝ドラ『ウェルかめ』ヒロイン 倉科 カナ 夢をあきらめない
2010年1月12日 朝刊
「朝ドラはあこがれ。いつかやってみたいと願っていました」
NHK連続テレビ小説のオーディションを受けること五回目。「ウェルかめ」の主人
公・浜本波美役を射止めた。朝ドラでは「あすか」の竹内結子や、「ちりとてちん」の
貫地谷しほりのヒロイン像が好きだったという。撮影に入って半年が経過。放送が始ま
ってから約三カ月が過ぎたが今も「あこがれたヒロインの方たちと同じところに立って
いることが信じられない」とか。
ドラマは、徳島県が舞台。波美は、ファッション誌の編集者にあこがれ上京するが、
不況で会社は倒産。徳島に戻り、地元ネタ中心のゾメキトキメキ出版で編集者になる。
お遍路宿「はまもと荘」を営む波美の家族、徳島の友人、ゾメキ出版の人々との間で、
波美が成長する姿が描かれる。
就職するはずの会社の倒産など困難がありながらも、前向きに進む主人公は「一つの
夢があって、あきらめきれずに夢をかなえようと回り道をしながら進んで行くところは
自分と似ている」と明かす。
自身も五回トライした末に役を得ただけに、波美の前向きさに自然に感情が重ねられ
るそうだ。
「以前、ドラマや映画に出させてもらった時は、役をつくることが多かった。でも、
役は自分の中から出すもので、つくるものではないんじゃないかと思った。そこは、成
長できたかもしれません」
本格的なドラマ出演が初めての今回、共演する先輩たちの姿から多くを学んでいる。
表現を仕事とする編集者という役柄から「職場の仲間から波美に掛けられる台詞(せり
ふ)は表現に関することが多く、すべてが勉強になる」とも。何でも吸収しようと貪欲
(どんよく)な姿勢を隠さない。
◇
熊本で生まれ育った。「演じることや歌うことなどに興味はなかった」。地元でタレ
ント発掘オーディションが開催されると知り「受けてみよっか」という軽いノリで応募
。トントン拍子に進み、グランプリを獲得した。「学生が『合格です』って認めてもら
うことって、なかなか少ないじゃないですか。それがうれしくて」。そしてデビュー。
「環境の変化は、自分が戸惑っているかどうかも分からないくらいの勢い。上京後もす
ごく楽しくて、全然苦にならない。今も忙しくて大変ですが、楽しいので平気です」と
笑う。
追い掛けた夢は、今かなえている最中。その先の夢は?
「浜本家の泰三じいちゃん(芦屋小雁)の台詞に、『縁がつながるとこが道』という
のがあって、その通りだなって。これに出たい、有名になりたいではなく、自分が面白
いと思ったことを貫き、そこで出会った人たちと、ワンシーンずつ魂を込めて丁寧に作
品を作っていきたいと思う。いろんな方々に見ていただける作品に出会いたいですね」
(高橋知子)
☆3つの質問
<1>幸せを感じるとき
音楽を聴いているとき。最近のお気に入りは、アジアンカンフージェネレーショ
ン。
<2>女優になっていなかったら
動物看護士。動物なら何でも好き。実家がブリーダーをやっていたこともあって
特に犬が好き。
<3>無人島にひとつだけ持っていくなら
iPod(アイポッド)など音楽が聴けるもの。
くらしな・かな 1987年12月23日生まれ、熊本県出身。2005年にソニー
ミュージックアーティスツ主催のタレントオーディションでグランプリを受賞しデビュ
ー。06年には「ミスマガジン」グランプリ。以降、グラビアを中心に活躍。趣味は読
書。料理も得意。ドラマ・映画には多数出演も、本格的な女優活動は「ウェルかめ」が
初めて。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2010011202000054.html
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※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc)
◆ From: 61.48.217.2
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