[新聞] 国分太一「壮大なドッキリかと心配」
2007年(第62回)毎日映画コンクールの表彰式が13日、東京・渋谷区のセ
ルリアンタワー東急ホテルで行われた。スポニチグランプリ新人賞を受賞した「ワル
ボロ」の松田翔太(22)、「あしたの私のつくり方」「神童」の成海璃子(15)
は、同賞をステップにともにさらなる飛躍を誓った。「しゃべれども しゃべれども
」で男優主演賞に輝いたTOKIOの国分太一(33)は「壮大なドッキリ(カメラ
)のような気がしてましたが、やっと実感が…」と晴れやかな笑顔を見せた。
じわじわと実感がわいてきた。晴れの場に立ち、そしてブロンズ像の重みを肌で感
じて初めて国分は受賞は夢でなかったと確信。最高の笑顔でガッツポーズを見せた。
「真ん中の席に座ってたんですが、呼ばれなかったらどうしよう?とか、周防(正
行)監督も含めた壮大なドッキリだったらどうしよう?とか…本当、前日まで思って
たんです」
受賞のスピーチをこんなジョークで切り出し、さらには「ジャニーズ事務所に入り
、TOKIOに配属されましたが、そこには長瀬智也、松岡昌宏という素晴らしい俳
優もいます。それを抑えて、オレが獲っちゃった」と続けて会場を爆笑に包んだ。
対象作となった「しゃべれども しゃべれども」では、二つ目の落語家・今昔亭三
つ葉を熱演。クライマックスで披露した古典落語「火焔太鼓」はプロの落語家も絶賛
する出来で、主演賞への弾みをつけた。
そんな国分には副賞として日産自動車からスカイライン・クーペ(価格447万3
000円)が贈られ、国分も「よだれが出ちゃいますね」と大きなキーを手にして会
心の笑顔だ。
「平山(秀幸)監督やスタッフの皆さんに感謝したい。この作品と出合わなければ
、一生手の届かない賞です。これからも役者としても頑張っていきますのでオファー
を下さい」と、さらなる飛躍を誓って喜びのスピーチを締めた。
[ 2008年02月14日付 紙面記事 ]
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2008/02/14/01.html
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