[情報] 新境地開拓!松たか子"苦労する女"に挑戦
新境地開拓!松たか子“苦労する女”に挑戦
女優、松たか子(31)が来秋公開予定の映画「ヴィヨンの妻」(仮題、根岸吉太郎
監督)に主演することが6日、分かった。来年生誕100年を迎える作家、太宰治の同
名短編小説などをもとに、昭和20年代の一組の夫婦の姿を描く。昨年12月にギタリ
スト、佐橋佳幸(46)と結婚。妻となり、より豊かな表現力を身につけた松が、たく
ましく懸命に生きる昭和の女に挑む。
実生活の幸せいっぱいの結婚生活から一転、松が演じるのは、放蕩夫に振り回され、
苦労しまくりの女だ。
舞台は昭和23、24年頃の東京。飲み屋の酒代を踏み倒し、店の金を盗んで逃げた
芸術家の夫・大谷。松扮する妻の佐知(原作ではさっちゃん)は、その肩代わりに飲み
屋で働くことに。男たちの目を通し、自分の魅力に気づいていく。
製作にあたるフジテレビの亀山千広映画事業局長は、松が18歳のときに出演した大
ヒットドラマ「ロングバケーション」のプロデューサー。女優としての成長を見つめな
がら、「“平成のラブストーリー”に登場するきれいな恋人ではなく、昭和を舞台にし
た苦労する女を演じさせたい」と考えていた。
昨年、映画「HERO」の撮影後、アプローチした同氏に、「やってみたい」と松自
身希望したのが、昭和の名作「ヴィヨンの妻」だった。
もともと、「ツィゴイネルワイゼン」「セーラー服と機関銃」などで知られる脚本家
、田中陽造氏(69)と松の間で企画していた作品だが、亀山氏の構想“昭和の女”と
一致。同氏は「けなげさ、明るさ、ずぶとさを併せ持つ昭和の女を演じてほしい。結婚
もしたし、それが出せる年齢になったと思う。どう演じてくれるのか楽しみです」と期
待を込めた。
「ヴィヨンの妻」自体は30数ページの短編のため、映画化にあたって、「おもひで
」など太宰の他の短編からエピソードを集め、太宰の世界観を表現。太宰映画の決定版
を目指すという。
自ら希望した作品だけに、「『ヴィヨンの妻』の世界は日本人として避けられないよ
うな気がしています」と思い入れのあるコメントを寄せた松。30代の、映画での、代
表作にすべく、静かに燃えている。
2008.7.7 05:10
http://www.sanspo.com/geino/news/080707/gnj0807070434006-n1.htm
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07/07 13:34, , 1F
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07/08 12:32, , 2F
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