[新聞] 7/11 河口湖 Live Report

看板MISIA (MISIA - 米希亞)作者 (Endless World...)時間14年前 (2010/08/08 21:17), 編輯推噓0(000)
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https://tguard.net/feature/misia_live/ MISIAのシリーズ第六弾となった「星空のライヴVI」 河口湖公演を皮切りに、5都市6公演でプレミアムライヴが行なわれました。今まで、い くつもの伝説を生んできたこのライヴ。このライヴの感動をみなさまにお届けします! [2010.7.11(SUN) 河口湖ステラシアター]   この日は、あいにくの雨。だが、会場は穏やかな期待に満ちている。屋根が付いてい るものの、野外の雰囲気満点の河口湖ステラシアターは客席がかなり急傾斜のスリ鉢状 になっている。その底に位置するステージには、通常のバンド・スペースの背後にスト リングス・エリアが設けられていて、これから始まる素晴らしいライヴへの予感が満ち てくる。ミュージシャンたちが位置に付き、MISIAが登場した途端、穏やかだったオー ディエンスに一気に火が着いた。南アフリカ・ワールドカップのFIFA公式アルバムに収 録された「MAWARE MAWARE」のおおらかなグルーヴが、巨大な観客の壁を這い登り、隅 々まで広がっていく。当のMISIAも1曲目からステージの左右にステップを進めてアオ る。これまでみた“星空のライヴ”の中でも、最もアクティヴなMISIAがそこにいた。 オーディエンスもオープニングから、リズムに合わせてタオルを回すパフォーマンスで 応える。終わると、一転してエレピのゆったりとした和音が流れ出した。MISIAはサン グラスを外して、にっこりと笑う。メドレーが始まる前にストリングスをバックに、ア ドリヴで“今日の気持ち”をメロディに乗せて歌う。♪星空のライヴVI その2日目が 今始まる 心がときめいてる♪ そんな風に告げられた観客はもちろん大喜びで、早く も彼らの身体が動き始める。   完璧なオープニング。MISIAは少し声のコンディションがよくなさそうだが、丁寧な 歌いっぷりと大胆なステージングで、ステラシアターをあっという間にひとつにする。 雨が激しくなった。屋根のない席の方は、ポンチョをかぶったまま体を揺らせている。 https://tguard.net/feature/misia_live/img/photo01.jpg
「改めまして“星空のライヴVI” ENCORE 2010 International Year of Biodiver・・ sity”、あ、また噛んじゃった(笑)、ようこそ。言いたいことがすごく多くて、ツアー ・タイトルが長くて、昨日も噛んじゃいました。今年は国際生物多様性年で、日本が COP10の議長国を務め、MISIAは名誉大使に任命されました。そのテーマをどんな風に伝 えたらいいのかなって、ずっと考えてるんですけど、この野外で自然のすべてを感じて ほしいと思ってます。アフリカでは雨は幸せを運んでくるものと言われています」と、 雨に打たれながら聴いているオーディエンスにさりげなく配慮するMISIAが素敵だ。「 みなさんにたくさんの幸せが届くように歌っていきたいと思います。次の曲は今回のツ アーで初めて歌います。星空ヴァージョンで」と言って歌いだした「Work It Out」が 、この日のベストだった。まずはベースとストリングスが美しいイントロを奏でる。ア コースティック・ギターがきれいに響くと、スツールに座ったMISIAが歌いだす。シリ アスな歌詞をじっくり追い詰めていくヴォーカリゼーションと、完成度の高いアレンジ が見事にマッチして、とてつもない高みに聴衆を連れていく。 https://tguard.net/feature/misia_live/img/photo02.jpg
昨年の大ヒット「逢いたくていま」は、祖父の死に臨んで自分が感じたメッセージのエ ピソードを紹介した後、ストレートに歌い上げた。 もうひとつのハイライトは「月」だった。チェロとヴォーカルという印象的な組み合わ せで始まったこの難曲を、MISIAはFUYUのドラムの大きなグルーヴにしっかりと乗って 描き上げる。派手な曲ではないだけに、聴く者の耳に深く染み入ったのだった。 この あたりからムズムズし始めたオーディエンスが、身体の底から盛り上がっていく。「地 平線の向こう側へ」では、サックスがバンドをアオると、他のメンバーはそれに応えニ ヤリ。そのままグルーヴが加速していく。さらにMISIAが日本語のフェイク(アドリヴの メロディ)でバンドの背中を押すと、観客が席から立ってハンドクラップ&ダンスを始 めたのだった。そのステージと客席のコミュニケーションの自然な流れは、感動を覚え るほどだった。 「みんなに会えて幸せでーす!」とMISIAが会場を代表して気持ちを伝える。ここから は“4つ打ちビート”の連発で、ビートが客席のエネルギーを一枚の布のように織り合 わせていく。ストリングスのメンバーも大ノリでリズムの渦に次々に飛び込んでいく。 開演前は大人しそうに見えたオーディエンスも、実は音楽が大好きな人ばかりで、バン ドの盛り上がりにヴィヴィッドに反応してライヴに参加。まさにラストナンバー「We are the music」そのものの光景が、ステラシアターに繰り広げられたのだった。 雨 が上がって、涼しい風が会場に吹き抜ける。 https://tguard.net/feature/misia_live/img/photo03.jpg
 アンコールはリズミカルなストリングスのインストから。その間に、シアターの上を 覆っていた天井がゆっくりと開いていく。星空の代わりに、早く動く雲が頭上に広がっ ていく。白のドレスに着替えたMISIAが現われる。「みなさんの心に、たくさんの星が 輝きますように」と、“星空のライヴ”のテーマソング「星の降る丘」を歌う。この歌 を野外で聴くことが、すでに夏の楽しみのひとつになっているファンもいることだろう 。パワフルでグルーヴィーなMISIAと、感情を抑えて複雑な歌を描くMISIAのどちらもい いが、この「星の降る丘」はいつも彼女の心に直に触れているような特別な感慨がある 。そうしてこの日はさらにプレゼントとして、もう1曲歌ってくれた。このライヴの最 初にMISIAが言っていたように、彼女は“国際生物多様性年”の名誉大使として伝えた いことがある。そのためにMISIAは、このツアーで毎回歌詞を修正しながら歌っている 曲があり、おそらくこの曲はツアーの最後に完成するはずだ。この日も7/11ヴァージョ ンを最後に披露してくれた。たくさんの命がつながりながら生きていて、それがあなた へとつながっていること。そんなメッセージを携えた新曲を、河口湖の夜空の下で聴く ことができた幸せを強く感じたエンディングだった。 【取材・文:平山雄一/撮影:長屋和茂】 -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc) ◆ From: 118.232.173.112 ※ 編輯: CrystalDays 來自: 118.232.173.112 (08/08 21:20)
文章代碼(AID): #1CNgvJiG (MISIA)
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