[新聞] OCN 網站專訪
看板MISIA (MISIA - 米希亞)作者CrystalDays (Endless World...)時間15年前 (2009/11/23 23:51)推噓0(0推 0噓 0→)留言0則, 0人參與討論串1/1
「一日しかない今日、今日しかできないことを100%、150%で届けたい。」
http://www.ocn.ne.jp/toku/ima10/01.html
沢田:現在全国ツアー中の「星空のライヴ」、みんなで空や星を意識しながら聴くライ
ヴ、とても贅沢だと思います。
MISIA:もう5回目になるんですが、元々はOCNの会員限定、河口湖での一夜限りの野外コ
ンサートでした。
沢田:2001年。既に伝説!当時としては新しい、ネット配信がなされたライヴです。
MISIA:OCNとは既に10年に及ぶおつきあい、一緒に新しいことに挑戦し、いつも刺激を
いただいています。MISIAの音楽活動をサポートし続けていただき、本当にあり
がたいです。「THE TOUR OF MISIA」の方は大ステージで、ショー的要素が強い
んですが、こちらはシンプルな生演奏のバンド編成で、自然を感じつつっていう
コンセプトなんです。
沢田:以前ライヴを2階席から見せていただき感動したのは、お客さんのうねりがよく見
えるんですよ。会場全体が一体化して何か元気な生き物みたいにうねってる。同
じ方向に向かって思いが到着してゆく様! それはすごかったです。
MISIA:ライヴっていうのは皆で同じものを見るという瞬間でもありますよね。例えばあ
る楽曲、みんな頭の中で「これはこういう感じで楽しくなるんじゃないかな」と
いうイメージがあり、それに向かって「そう、そこに行くんです」。こう行って
こうやって「ここだ!」みたいな(笑)。
一緒に到達しようという団結力と、そのうねりに入った瞬間の感動は確かにある
。
沢田:ライヴの真髄。そうやって考えると一つ一つのライヴって奇跡のようです。
MISIA:もう、何もかもがキラキラしてる!それぞれの人の力が。ツアーが終わると毎回
泣きそうになりますね。
沢田:小さい頃から人前で歌うことは好きだったんですか?
MISIA:好きでした。
歌うことが楽しいっていうのもあるんですが、歌で喜んでくれる人がいることが
一番嬉しかったですね。
沢田:ああ、MISIAさんらしい答えだなあ。エンターテインメントという精神を大事にさ
れてるなって常に思うんです。プロだから当然という範疇を超えた完璧すぎるく
らいの芸を僕らに全身で投げ出してくる。
MISIA:周りにプロフェッショナルが揃っているんですね。今回ツアーは約40公演やるん
ですけど、1回1回違うし、来てくれる人も違う。だから自分たちも一日しかない
今日、今日しかできないことを100%、150%で届けたい。そういう思いで一緒に
やってくれるスタッフがいて、私は安心して歌と表現に集中し、照明の方は照明
で、バンドは音で伝えようと……ある意味バトルをしてるんですけど(笑)。
沢田:さて、一方でMISIAさん、アフリカに傾注した昨今でもありましたね。
MISIA:はい。遡ると自分の好きな音楽のルーツだという事実に加えて、同時に、貧困を
なくすためのグローバルなキャンペーンの一環として行われたホワイトバンドに
参加したこともきっかけとなっています。
沢田:それがご自身の「CHILD AFRICA」というチャリティ活動にまで発展していきまし
た。
MISIA:実際に現地を訪ねて衝撃的だったのは、知らなかったことの多さです。いわゆる
悲しい厳しい現実というのを見たんですけど、それと同時に人間って、音楽って
すごいなということでした。
それは行ってみないとわからなかった。
沢田:DVD『星空のライヴⅣ』にはナイロビのキベラスラムのルポ映像が収められていま
すが、あれによって現状を認識した人も多いと思います。
MISIA:日本にいたときはマイナス情報だけだったのですが、そのマイナス部分をこんな
にすごいプラスのエネルギーで変えようとしている力があるんだっていう、そう
いうところに心が揺さぶられました。強い家族愛であったり。自分たちが食べる
のも大変な状況なのに捨てられた子を育ててらっしゃる人もいる。
私自身がいろいろなことを学ばせてもらったし、私たちも一生懸命生きなきゃと
。そして何よりこの人たちと一緒に楽しく生きていける世界が、一番幸せな世界
だと私は感じるんです。そんなとても単純な理由で、今も活動をやらせていただ
いております。
沢田:悲惨さそのものにというより、その中でも明るく歌ってる人を見たりすると僕は
じわーっとなってしまいます。
MISIA:どんな状況でも立ち上がろうとしている人たちがいることに涙が出そうになりま
すね。それはアフリカに限らずで、どこにでも逆境にいる人が大勢いると思うん
ですけど、それぞれが音楽を聴き、友だちとしゃべり、美味しいものを時々食べ
るとか、自分の心を上に向かせるものを探して歩くっていう姿は素晴らしいと思
う。
沢田:音楽にはその強い力が!
MISIA:はい。歌は下を向いては歌えないんですよね。
沢田:あ~あ~う~~♪……本当だ!(笑)
MISIA:アフリカでも、前回のアジアツアーでも感じたのは、どんな場所にも絶対音楽が
あるってことでしたね。
沢田:ファン会報などでも、いろんな報告楽しく読ませてもらってますよ。
MISIA:ともかくアジアは想像以上にエネルギー溢れる場所でした!
沢田:日本より元気なのかも。
MISIA:ライヴでは会場がひとつになる瞬間が素敵なのですが、そのひとつになる過程は
さまざま。日本以外の国では、会場にいる人それぞれが盛り上がって、後半に向
けて同じ方向に進みひとつになる。日本は最初から同じ方向に向かってひとつに
なっていく。それはたぶん周囲の人のことまで無意識に感じながらのことですよ
ね。そこには人と人との関係性が強くある。例えば茶道の文化に代表されるよう
な、あの狭い茶室で人と人とが対面し合って成り立つコミュニケーション。会社
と会社というより、人と人とのつながりで大切な物事は生まれているんだという
こと。私はそんなふうに他者を感じていける日本をやっぱり好きだなあ素敵だな
あ、って思うんです。
沢田:OCNとMISIAさんのコラボサイト「Precious Treasure」は最新の“ディスカヴァー
・ジャパン”といった趣がありますね。
MISIA:もっと日本のことを知りたい、それをみんなで共有したいという気持ちです。
沢田:好評連載「ミーシャズ・テーブル」も食い意地がはっていて好きですよ(笑)。
「割ったスイカに海水の塩」なんて、豊かな体験がないと絶対書けない。
MISIA:みんなで海に入って食べるんですね。アハハハ。最近感じるのは、美味しいって
心から体から思えるものって健康にいいんだろうなあって。
沢田:では最後に「今、やってみたいコト」を教えてください。
MISIA:まずはニューアルバムをきちんと仕上げること。
沢田:待望の9枚目は「JUST BALLADE」。「星空のライヴⅤ」と同じタイトルなんですね
。今回はバラードですか!
MISIA:前回のツアーは言わば「踊って楽しんでつながり合おう」でしたが、今回はスロ
ーでシンプルな表現へとシフト。プライベートな気持ちに語りかけるもの。何に
も縛られない状況になって、ゆっくり語り合いましょうってコンセプトです。
沢田:それがMISIAさんにとってのバラードなんですね。例えば「銀河」の歌詞「I
just wanna be with you.」はダイレクトにそれを示していますね。
MISIA:大切な相手に大切なことを伝えたいときには、人は言葉を選んで、ゆっくりゆっ
たり向き合う時間を作るものだと。
バラードがその扉を開けてくれるものだと思うんですよ。
沢田:まさに今回の「星空のライヴ」がそうなんですね。
MISIA:はい。そして実はもう一つ、その「星空」では初めてなんですが、初のアリーナ
公演を、オーケストラと一緒にやろうと思ってるんです。
沢田:わあっ、チャレンジは続きますね。絶対に行きます。本物のバラードを見届けに
!
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