[隆一] 河村隆一に贈った冬扇子
“LUNA SEA”河村隆一に贈った冬扇子
2011.11.16
私のいる浅草・田原町の出版社の社長室の窓からも、独り暮らしを続ける会社から徒歩
2分のマンション12階ベランダからも634メートルのスカイツリーが間近に望める
。
昭和の頃に流行った島倉千代子は「東京だョおっ母さん」で〈ここが ここが 浅草
よ お祭りみたいに 賑かね〉と歌っている。
四十余年にわたり親しく付き合っている浅草・新仲見世通りの老舗江戸小物店「高久
」の三代目の若社長から「江戸しぐさ」の様々を教えられた。
とりわけ「手盆(てぼん)で失礼いたします…」と、本来、盆で受け渡しするはずの
場面で、盆がないと彼は必ず「手盆」という言葉を使い、直の手渡しを嫌った。その上
、商いの主たる品物である扇子を実に上手に使う…。彼は宴席などで祝儀を差し出すと
き、あらかじめ扇子に乗せる。
私は「扇子は礼儀正しさを表す働きを持つ道具だ…」と感服!! 浅草の人は小さな
扇子に大きな意味を持たせている。
「私の浅草での商売は“夏炉冬扇”のようだよ…」と常々、彼は私に語りかける。扇
子が風を送るだけの道具とは考えていないのだ。
現在の浅草は、スカイツリーバブルで商売は全開だが、扇子には、八分開き、三分開
き、そして全開がある。この極意を浅草の人は熟知し、決して浮かれて商いをしていな
い。
一方、音楽界では、スカイツリーのように大きく高くそして長い間君臨してきたLU
NA SEAのボーカル、河村隆一が映画「赦免花」(軽部進一監督作品)の音楽を総
指揮し、映画音楽の世界に進出した。
コツコツと音楽の世界で実績を積み上げる河村と11日の夕刻、第1回「赤坂音楽祭
」の楽屋で再会した。
「今夜は、1曲だけ『Love is…』を歌います」と語り、アコースティックギ
ター1本だけで舞台に立った。赤坂BLITZに集まった約1000人の観客は、サプ
ライズゲストにビックリ仰天!! そして水を打ったような静寂の中、名曲に聴き入っ
た。
私は舞台の後方の片隅で聴きながら思わず「『積小為大』の人生を河村は選んだな…
」と独り言が漏れた。
赤坂音楽祭に集まったアーティストは約20組、まだデビューを果たしていない前途
洋々な若者たちの群れだ。
「高須さん、今後ともよろしくお願いします」と次から次へと若者たちは私の待機す
る楽屋に集まってきたが、
「頑張れよ…」と激励するのが精いっぱいだった。帰りしな河村隆一に思いきって“
冬扇子”を1本プレゼントした…。(出版プロデューサー、高須基仁)
高須基仁の“百花繚乱”独り言HP=「高須基仁」で検索
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20111116/enn1111160827000-n1.htm
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S→I→J→K 新聞補完
最近有點忙累積了一堆沒看
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