[新聞] 椎名桔平、ゲイリーから勇気
椎名桔平、ゲイリーから勇気
俳優の椎名桔平(44)が、新たなジャンルの日本映画に挑戦した。それが、25日公
開された主演作「レイン・フォール」(マックス・マニックス監督)だ。日本映画なが
ら、豪州の監督がメガホンを執り、英名優、ゲイリー・オールドマン(51)が出演し
た意欲作。孤独な暗殺者を演じた椎名は「僕も20代は孤独だった」と告白。そんな彼
を“救った”のが、ゲイリーだった。(ペン・古田貴士、カメラ・高橋朋彦)
「映画、どうでした?」。開口一番、少年のように目を輝かせて、身を乗り出してき
た。
良い意味で日本映画に見えなかったと返すと、うれしそうに「斬新でしょ? 世界で
活躍する俳優や監督が、日本のスタッフと融合して撮った日本映画ですから」とニヤリ
。「ハリウッドに負けない映像になってますからね」と自信を見せた。
--オファー時は?
「楽しみでした。英語の脚本と日本語の訳本を照らし合わせて、こういう風に作るん
だって」
--あのゲイリーと共演しました
「いや、本当に、最初は、まさか!でしたね」
--彼には特別な思い入れがあったとか?
「僕は21歳で仕事を始めたんだけど、最初の8年は(作品に恵まれず)明日も分か
らない状態でね。そのころ、狂気を秘めた役を演じることが多かったので、よく参考に
していたのがゲイリーのビデオなんです」
バイト生活でなんとかしのいでいた20代。「すごい孤独を感じていた時期だった」
という彼は、「少しでも出来ることを」と、「レオン」などで狂気的な演技を光らせて
いたゲイリーのビデオを研究。「その演技を見て、僕は勇気をもらったんです」と振り
返る。
--実際に共演して?
「やはりすごい。役への自然な入り方とか、決して感情を途切らせない演技とか。こ
の共演で、今後、僕が役者をやっていく上での、いろんな引き出しが増えたと思う」
--とはいえ、英語と日本語が飛び交う現場。大変だったのでは?
「でも、なんか“映画語”というか、不思議なもので、みんなが何を言わんとしてる
のか分かるんですよ。同じ方向を向いているからかな」
--新発見だった?
「そうですね。映画って言うのは、やはり壁のない文化だと改めて実感しました。最
近『おくりびと』っていう良い映画が、米アカデミー賞を取ったでしょ。こうして日本
の映画が世界に評価される中で、海外のスタッフと融合したこの映画は、また新たな日
本映画の形を示せると思うんです」
熱い言葉の節々から、映画をこよなく愛す姿勢が伝わる。そんな中、今1番大事なも
のは?と聞くと「やはり家族です」と即答。妻で女優、山本未來(34)との順調ぶり
もうかがえた。
★ゴルフでリフレッシュ
以前は気分転換といえばサッカーだったが、最近はもっぱらゴルフ。「2年ぐらい前
に始めたんですけど、今、一番面白くなってきた時期でね。何が楽しいかって、夜遅く
まで飲まなくても、友達とワイワイ朝からいれるでしょ。お酒も減って、健康にもいい
し。スコアは、う~ん…なかなかうまく伸びなくて、まだ90台ぐらいですけどね」
ちなみに、今作は見えない敵に追われる役。週刊誌に追われる自身の境遇とかぶった
りは?
「まぁ確かに、写真誌に追いかけられたりしたことはありますけど。僕らの仕事は、
そういうのも含めてですから」と笑い飛ばした。
★取材対応、1人で200媒体
椎名はこの日、東京・丸の内ルーブルで同作の初日舞台あいさつを行った。ヒロイン
の長谷川京子(30)が産休中(6月末出産予定)、監督やゲイリーが海外で撮影中の
ため、この1カ月間、1人で200媒体の取材を受けていた。この日も椎名1人で臨ん
だが、満員の客席に感慨深げ。あいにくの雨だったが、「『レイン・フォール』という
タイトルですから、(初日の雨も)今回はうれしい」と喜んでいた。
★「レイン・フォール」
凄腕の暗殺者、ジョン・レイン(椎名)は、国交省の官僚・川村を殺してメモリース
ティックを奪うよう依頼される。だが、そこには重大な秘密が隠されていた。彼より先
にスティックを奪おうとするCIAアジア局長のホルツァー(ゲイリー)。さらに、川
村の長女・みどり(長谷川京子)は謎の人物から命を狙われる。成り行き上、彼女の命
を守ることになったレイン。だが、無数の監視カメラが設置された大都市・東京が、彼
らに牙をむく-。
http://www.sanspo.com/geino/news/090426/gnj0904260505003-n3.htm
↑↑↑ 有照片~椎名大叔好殺啊 >/////<
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