[新聞]10日公開の映画「さまよう刃」益子昌一監督に聞く
10日公開の映画「さまよう刃」 那須烏山市在住の益子昌一監督に聞く
娘を無残に失った父親の復讐劇を描く東野圭吾原作の映画「さまよう刃」が10日、
公開される。脚本も担当した那須烏山市在住の益子昌一監督に「法と正義」など原作の
重いテーマをどう映像化したかを聞いた。
原作は2004年12月に刊行された150万部を超えるベストセラー。高校生の一人娘
を陵辱された揚げ句に殺害された長峰(寺尾聰)は、密告によって犯人の少年たちを知
る。復讐を果たそうとする長峰と、事件を追う警察官たちの息詰まるドラマだ。
「法と正義、少年法、親子愛などのメッセージを持つ、実に重い話。どうすれば単に暗
いだけの映画にならないかと考えた」と益子監督。「人間が持つ美しい感情が、最後に
キラッと輝けば…」。そんな思いで、一人の男の愛の形を見せようと思ったと明かす。
犯人の一人と出くわし、激しい憎悪に駆られた長峰は、その少年を殺害、もう一人の犯
人を追って長野に向かう。「子を持つ多くの親ならこうなる…と思ったが、長峰は追跡
中に『本当にやっていいのか』と悩む。それは娘への愛ゆえの苦しみ。だから映画を通
して復讐は当然だとか、少年法を厳しく、といったプロパガンダに陥るのはまずいと思
った」
脚本執筆中も撮影中も、今年から始まった裁判員制度を意識せずにはいられなかったと
いう。「少年法は犯人を十分に裁けない、と考え長峰は復讐に走る。我々に裁きを迫る
裁判員制度の下で、あなたは長峰を、少年たちを裁けますか、と作品は問い掛ける」
映画では事件を追う刑事の一人、織部(竹野内豊)の役割など、原作とは異なる展開が
待つ。「織部は観客と一緒に事件を考え、ある行動に出る。その織部の行動、そして
長峰の姿に、疑問を感じつつも、一歩踏み出す勇気を持ってほしいというメッセージを
込めた」
原作の季節は夏だが、映画は冬が舞台に。「長野の雪の大地をザク、ザクと踏みしめる
長峰の足音に、彼の孤独や悲しみがにじんで、思わぬ効果につながった」
自信を持って世に問う作品に仕上がったようだ。
來源:SOON http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20091007/216168
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監督有提到豐哥所飾演的織部刑警跟原著的描述會有不同,
我很期待這部電影對這個悲傷的故事,會有一個比較不那麼灰暗的結局。
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※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc)
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