[新聞] 天地人効果? 妻夫木聡の「感染列島」が初登場首位
映画興行成績:天地人効果? 妻夫木聡の「感染列島」が初登場首位
1月17、18日の映画観客動員数(興行通信社調べ)は、現在放送中の大河ドラマ
「天地人」で主演を務める妻夫木聡さんのパニック映画「感染列島」が初登場1位に輝
いた。先週まで5回首位を獲得していたディズニーとピクサー製作の劇場版アニメ「ウ
ォーリー」は2位に後退した。
「感染列島」は、新型ウイルスの「パンデミック(感染爆発)」と、それに挑む人々
の奮闘を描いたパニック映画。革命家チェ・ゲバラの半生を描いた「チェ 28歳の革
命」は先週の2位から3位に後退。日本に曹洞宗を広めた道元の生涯を描いた「禅 Z
EN」は7位と、先週の12位から急浮上した。【立山夏行】
◇17、18日の映画観客動員数(興行通信社調べ)
1位 感染列島
2位 ウォーリー
3位 チェ 28歳の革命
4位 K‐20 怪人二十面相・伝
5位 赤い糸
6位 地球が静止する日
7位 禅 ZEN
8位 252 -生存者あり-
9位 劇場版 MAJOR 友情の一球
10位 ティンカー・ベル
2009年1月20日
http://mainichi.jp/enta/cinema/news/20090120mog00m200011000c.html
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幅広い年齢層に受け『感染列島』興収20億視野に
正月第2弾興行が本格化する中、注目作の1本である妻夫木聡主演の『感染列島』が17
日(土)に公開され、好調な出足を見せた。17、18の2日間で観客動員22万5000人、興
行収入3億300万円と、週末2日間の成績では全公開作品中のトップ。配給の東宝は、
興収20億円台が射程圏に入ったとしたが、妻夫木の主演作で『涙そうそう』(31億円)
や『どろろ』(34億5000万円)に届くのは、少し難しい情勢だ。
『感染列島』は、日本に蔓延した原因不明のウイルス性感染症の猛威と、それに翻ろ
うされる人々の姿を感動的に描いた作品。新型インフルエンザの危機が取りざたされて
いるだけに現実味のある題材で、それだけ関心の度合いも高かった。客層は、20代から
50代あたりまでと、非常に幅広い。デートムービーにもなっているようで、身近なテー
マと感動的なドラマに、作品の満足度も高くなっている。
一方、24日(土)に封切られる『007/慰めの報酬』の先行上映も好調に推移した。
17、18の両日で観客動員21万4000人、興収2億7200万円を記録。これは、『ハンコック
』(31億円)の先行上映の107%。観客の年齢層はやや高めだが、本興行に向け期待の
もてる成績だった。同作は、洋画復活のバロメーターとなる作品。観客の年齢がさらに
下がって、客層に広がりが見えてくればさらなる展開もあるかもしれない。
http://www.varietyjapan.com/news/movie_dom/2k1u7d00000i66q7.html
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本当にこのようなことが起こったら……。映画『感染列島』に高評価
雑誌「ぴあ」調査による2009年1月16日、17日公開の映画の満足度ランキングは、妻夫
木聡主演のサスペンス大作『感染列島』がトップに輝いた。2位に『少年アシベ』など
で知られる人気漫画家、森下裕美の人気作を映画化した『大阪ハムレット』、3位にマ
ドンナが初監督を務めた青春映画『ワンダーラスト』が入った。(映画満足度ランキン
グ表)
1位の『感染列島』は未知のウイルスに襲われた日本の姿をリアルなシミュレーション
に基づいて描くサスペンス劇。観客の年齢層は広く「本当にこの映画のようなことが起
こったら怖い。もし、自分の家族がウイルスに感染してしまったら、どこまで力になれ
るのと考えながら真剣に観ていた」と感想を述べた14歳の女性や、「娯楽映画として話
題になっているようだが、この作品はもっと真剣に観るべきもの」と語った55歳の男性
など、多くの観客がウイルスの問題について真摯なコメントを寄せた。一方で「医療シ
ーンは緊迫感があった」「妻夫木聡と檀れいをはじめ、俳優の配役が合っている」など
映画についての評価も高かったようだ。
2位の『大阪ハムレット』は父を失った一家と、突然彼らを訪ねてきた叔父だと名乗る
男の生活を描く家族劇。「温かい雰囲気を随所に感じ、鑑賞後とても良い気持ちになれ
た」「家族愛について丁寧に描いていて、ユニークで飽きさせない」と鑑賞後の観客は
笑顔でコメント。また「キレイなだけでなく、コミカルな演技を観せていてうれしい」
など、主演の松坂慶子の演技を評価する声も多かった。
その他、1月16、17日からは中国で起こった“国共内線”を背景に描く重厚な人間ドラ
マ『戦場のレクイエム』や、アポロ計画の全貌に迫るドキュメンタリー『ザ・ムーン』
などが公開されている。
詳しくは、上映スケジュールと映画チケットが購入できる映画満足度ランキングへ
(本ランキングは、2009年1月16日(金)、17日(土)に公開された新作映画13本を対象に、
ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
http://news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=200901190006
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