[拓哉]木村拓哉、主演映画2作で120億円突破へ
11月15日11時5分配信 VARIETY
木村拓哉主演の『HERO』が、
最終的な興行収入で80億円を超えることが確実になった。
今週79億円台に乗り、80億円突破が秒読みに入ったもの。
80億円超えは、邦画の実写作品としては歴代で7本目。
もちろん、今年の邦画トップだ。
『HERO』の最新映画興行ランキング 2d3kf
配給の東宝はさらに数字を伸ばすべく、
90億円超えも視野に12月以降も上映を続行するという。
ちなみに2007年の正月作品として公開された
木村主演の『武士の一分』は40億円を記録しており、
木村は同年の主演作2作品が、トータルで120億円以上を記録することになる。
ただ木村拓哉は、映画の分野においては、
今までそれほど実績があったわけではない。
近年では合作の『2046』があったが、10億円にさえ届かなかった。
他のSMAPメンバーの主演作のほうが、実績ははるかに上だったのだ。
もともと木村拓哉は、数々の国際的な映画賞受賞で知られる
ウォン・カーウァイ監督の『2046』に積極的に参加するなど、
アート系作品への志向が強かった。
それがここにきて、純然たる邦画の時代劇と娯楽大作という新たなジャンルへ挑戦。
はっきりと国内を向いた姿勢を鮮明にした。
映画興行における木村拓哉の本来の力が、
2作品の成績に見事に結実したと言えよう。
まさに、新たなドル箱スターの誕生だった。
木村拓哉の次回作は、トラン・アン・ユン監督(『青いパパイヤの香り』など)
によるシリアスな合作。
『2046』のような興行にならないことを祈るが、
おそらく様々な道を探りながら、映画に深く関わっていこうという戦略なのだろう。
こういうことができる俳優は、今の日本では木村拓哉以外にいない。
最終更新:11月15日11時5分
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