[新聞] 東京事変、武道館で有終の美飾り解散
等好久 natalie的repo終於出來啦 http://natalie.mu/music/news/65565
「本当にありがとう」東京事変、武道館で有終の美飾り解散
2月29日、東京事変がラストツアー「東京事変 Live Tour 2012 Domestique Bon Voyage
」の最終公演を東京・日本武道館にて行った。
暗転し、大歓声ののちに静まり返った場内。するとステージ奥のせり上がりから、椎名
林檎(Vo)が「生きる」を歌いながらゆっくりと姿を現した。最新ライブDVD /
Blu-ray「Discovery」のジャケット写真を彷彿とさせる民族的かつデコラティブな衣装
も、観る者に強烈なインパクトを与え、武道館には悲鳴と歓声がこだまする。椎名は荘
厳な弦の音に乗せてゆったりと歌いつつ、一歩ずつステージ前方へ。そしてオリジナル
の音源どおり曲がアッパーに転調した瞬間、バンドメンバー4人が一斉に演奏を始め、
背面スクリーンが真ん中から2つに分かれて開き、斎藤ネコ率いる40名の大編成オーケ
ストラが姿を現した。
間髪入れずに「新しい文明開化」で、椎名は拡声器を使用しながら「いらっしゃいませ
! 武道館へようこそ」とオーディエンスにひと声。場内の客電が全て点灯し、天井か
ら虹色の紙吹雪が舞い散るなど、ライブは2曲目にして既にフィナーレのような多幸感
に包まれる。さらに続く「今夜はから騒ぎ」では、上空からのプレゼントが特製の“壱
百万事変”紙幣に変わる。この曲で椎名はタンバリンを手にし、ここまでエレキギター
を弾いていた伊澤一葉(Key)はグランドピアノの前に座った。
椎名とオーディエンスのコール&レスポンスが楽しめる「OSCA」では、赤いワンピース
にショートヘアのウィッグで揃えた4人の女性ダンサーが登場。この曲の演奏では恒例
となっている、亀田誠治(B)、刄田綴色(Dr)、浮雲(G)、伊澤のそれぞれにソロパ
ートでスポットライトが当たった場面で、伊澤はとりわけ元気に「東京事変でーす!!」
と両手を広げて挨拶していた。
その後、「シーズンサヨナラ」までを終えてひと息ついたステージでは、オーケストラ
のみで椎名林檎の楽曲「カーネーション」が奏でられる。同時に、スクリーンを使って
東京事変のメンバー紹介VTRが上映された。メンバーからもファンからも“師匠”の相
性で親しまれる亀田、音楽的な面で頼り甲斐のある伊澤、メンバーいちバンド愛の深い
刄田、人格にもギタープレイにもスパイスやこだわりが効いている浮雲、一妻多夫と言
わんばかりの環境でメンバー全員を高めてきた椎名。このように5人の人柄を紹介する
アナウンスが、それぞれの歴代アーティスト写真とともに流れた。
第2部は、アルバム「大発見」収録の「海底に巣くう男」からスタート。男性陣はパス
テルカラーのスーツ、椎名はピンクファーのトップスにスパンコールのホットパンツ&
ピンク色のアフロのウィッグというファッションに着替えた。続いて最新アルバム「
color bars」の収録曲を披露。伊澤がヴィジュアル系さながらの世界観で妖しく歌い上
げる「怪ホラーダスト」、刄田が骨太ロックボーカリストと化す「ほんとのところ」、
浮雲が作詞作曲したスペイシーなナンバー「sa_i_ta」と、全く異なるメンバーたちの
カラーが発揮された。さらにバンドは、見事3分ちょうどで完結する「能動的三分間」
や滑らかなレーザーが効果的に使われた「修羅場」、打ち込みのトラックとストリング
スの化学反応が楽しめる「絶体絶命」と、人気の高いナンバーを連投していく。
ここで再びメンバー全員がステージからいなくなり、新たなパートに突入。始まったの
は、男性陣4人が歌う、童謡「アイスクリームの歌」のビッグバンドアレンジ。蝶ネク
タイを付けたベルベットの赤いスーツ姿の4人が、満面の笑みをたたえながら登場して
くると、場内には黄色い歓声が沸き起こった。また、次の「おいしい季節」は、椎名プ
ロデュース&東京事変の演奏で栗山千明に提供した楽曲。椎名は宝石を散りばめたよう
な真っ赤なドレスをまとって、ドリーミーかつスウィートな歌声を響かせる。「女の子
は誰でも」では、軽快かつ優美な楽曲に合わせた照明やダンサーがショーを彩り、豪勢
な演奏で観客を圧倒。続く「御祭騒ぎ」のイントロで椎名はドレスのスカートをサッと
取ると、ショーガール風のコケティッシュなチュチュ姿に早替わりし、ダンサブルな展
開を見せた。
次曲「天国へようこそ」で、会場はハッピーな祭典ムードから張り詰めた空気に一変。
後奏の間ステージ上部のスクリーンでは、この日のライブの模様が逆再生されていた。
曲が終わり、場内の観客はその映像がライブの最初まで戻るのをじっと見つめる。そし
て暗転の中、静かにメンバー5人が再スタンバイして、「タイムカプセル」から第4のパ
ートが幕を開けた。亀田誠治が作詞作曲したこの曲は、彼らしい美しいメロディが印象
的な王道バラードナンバーだ。
白いレーザーやフラッシュを多用した「電波通信」から、オーディエンスの熱は徐々に
上がり始める。このタイミングで、開演後初めてのMCが行われた。「皆さん、雪の中ど
うもありがとうございます! ボンボヤってるかい!?」という飄々としたテンションの
浮雲。メンバーに促された刄田も「ボンボヤってます? 僕もボンボヤってまーす」と
照れながら挨拶する。椎名は「ご清聴いただきありがとうございます。今頃終演してる
感じですよね、いつもの私たちのペースですと。今日はたくさんご一緒させていただい
てます」と丁寧に言葉をかけたあと、再び浮雲にマイクを譲り、彼が「じゃあ最後まで
ボンボヤり切りましょうね。あとちょっとですが、お付き合いください」と話して短い
MCタイムを締めた。
その言葉に続いて披露されたのは「閃光少女」「勝ち戦」「キラーチューン」という鉄
板ナンバーたち。亀田と伊澤は、ステージ両翼の花道に走っていきオーディエンスを煽
る。椎名は「キラーチューン」の最中、手旗で客席を端から端まで指しながら「♪貴方
は私の一生もの」というフレーズを歌った。
本編最後の曲となった「空が鳴っている」は、イントロが鳴った瞬間からオーディエン
スの大歓声が。椎名は「どうもありがとうございます。最後の曲、お聴きください」と
小さな声で紹介し、ボーカルパートを全て歌い終えると、いつもどおりマイクスタンド
の前で深くお辞儀をして颯爽とステージを去る。その後バンドも演奏を終えて退場する
と、彼らの全身全霊のパフォーマンスを称える大きな拍手が武道館に響いた。
アンコールは、“新たな船出”というこのツアーのコンセプトにふさわしく、マリンボ
ーダートップスを着た5者5様のスタイルで登場。バンドのクールな魅力に浸れる「丸の
内サディスティック」、2004年9月にリリースされた東京事変のデビュー曲「群青日和
」で場内は最高潮の盛り上がりを迎える。「群青日和」の大サビでは、ギターを弾く椎
名、同じくギターの伊澤、そして浮雲、亀田の4人が全員ステージの前へ出て、背面の
大型スクリーンには椎名の顔のアップがはっきりと映し出された。
このあと、バンドとオーケストラ総動員でじっくりと演奏された「青春の瞬き」でアン
コールは幕を閉じるも、総立ち状態でダブルアンコールを求める拍手が止まない場内。
そして5人は、ダブルアンコールに応えて再登場した。伊澤はメンバーを代表して「あ
りがとう。映画館でご覧のお客さまもありがとうございます」と挨拶。この日をもって
バンドが解散することにも触れ、「そう、もうこれで最後なんだけど。続くから、音楽
は。君たちが持ってるから。君たちの中に俺たちの音楽はもう育まれてる。だからこの
先もずっと好きなときにピッてやって(笑)。でも足りないなあと思ったら、椎名さん
に連絡してください(笑)。」と話す伊澤に「みんな仲間ですから、僕たちの」と浮雲
が続く。その言葉に、「ありがとう!」「最高!」というファンの声が至るところから
飛んでいた。
彼らが東京事変として最後に演奏した曲は、2ndアルバム「大人」の収録曲で人気の高
い「透明人間」。椎名はイントロが鳴っている間に「すみません、感無量でなんの言葉
もありません。本当にありがとう! 最後1曲お聴きください、『透明人間』」と、この
バンドのボーカルとして最後の言葉を届けた。曲中、ステージ上部のスクリーンには椎
名、背面のスクリーンには4分割で男性メンバーが大きく映し出され、花道では4人のダ
ンサーと舞台袖にいるスタッフが、自らの手で白いテープを客席に投げ入れる。彼らな
りの手法で幸せな大団円を作り出し、「♪またあなたに逢えるのを楽しみに待ってさよ
うなら」と全力で歌い切った椎名、演奏し切った亀田、刄田、浮雲、伊澤は改めて「あ
りがとう!」と笑顔を見せた。
メンバーが去ったあとの場内では、スクリーンに「merci(毎度あり)」「up, up and
away!(さらばだ!)」の文字が。そして「ハンサム過ぎて」がBGMに流れる中、エンド
ロールとして5人のスタジオ作業やツアーリハーサルの様子を捉えたオフショット、歴
代の集合アーティスト写真、スタッフクレジット、メンバークレジットが映り、最後に
画面は砂嵐となった。全てのオリジナルアルバムのタイトルをテレビ番組とかけてきた
、東京事変ならではの演出で有終の美を飾った。
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※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc)
◆ From: 125.227.183.143
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