[連載] [サザンの軌跡と奇跡](12)「稲村 …
連載[サザンの軌跡と奇跡](12)「稲村ジェーン」で桑田が映画監督初挑戦
マルチな才能を発揮する桑田佳祐(52)は1989年、映画「稲村ジェーン」で
監督業に挑戦した。10月に静岡・弓ケ浜でクランクイン。編集作業では中断もあっ
たが、89年春の準備から翌90年9月公開まで足かけ1年強の時間かけた。
昭和40年代、鎌倉・稲村ケ崎を舞台に台風によってもたらされる伝説の大波を待
つサーファーたちの物語。メーンの若者4人、加勢大周、金山一彦、的場浩司、清水
美砂はオーディションで選び、脇を固めた泉谷しげる、「ゴダイゴ」のドラマー・ト
ミー・スナイダー、PANTAらミュージシャンは桑田自らが声をかけた。
桑田は撮影前、アカペラで吹き込んだ数曲のデモテープを作り、スタッフ、キャス
トに聴かせた。サザンの大ヒット曲「真夏の果実」は製作途中にインスピレーション
がわき、数日で完成した。
映画の現場は新鮮だったようで「清水美砂が肌を露出するシーンがあったので、監
督に下着をいくつか見せた。桑田は『下着までオレが選ばなければいけないのか』と
言っていた」。同映画の森重晃プロデューサー(54)は振り返る。
桑田は毎日、絵コンテを描いては、現場で指示していった。「判断は速かった。次
第にのめりこみ、イメージが膨らんでいった。後半部分は自身で脚本を書き直し、『
山の中でホタルを飛ばしたい』といい、急きょ2000万円かけてセットを組んだ」
と森重氏。
桑田は公開直前、NHK、民放のニュース番組に立て続けに出演。当時、ミュージ
シャンがニュースに出ることは珍しかった。映画は350万人を動員し、大ヒット。
「稲村ジェーン」はDVD化が待たれている邦画のひとつだ。
(2008年8月12日12時01分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20080812-OHT1T00134.htm
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