[連載] [サザンの軌跡と奇跡](11)個々の …
連載[サザンの軌跡と奇跡](11)個々のソロ活動も進化を続けた要因
1985年10月。アフリカのグループ「トゥレ・クンダ」とのジョイントコンサ
ートを終え、サザンのメンバーは本格的なソロ活動に入る。これは彼らにとって、自
然な流れだったという。
「ビクター」の高垣健氏(59)は言う。「メンバーとデビュー当時に話したこと
は、できるだけ長くやろうということ。もう一つは、並行してソロもやれるバンドに
なろうってことだったんですよね」
デビューから数年間の多忙期、8枚目のアルバム「KAMAKURA」などにみる
80年代中盤の充実期を経て、メンバーの中にゆとりが生まれていた。
86年、桑田佳祐はドラムの松田弘らと期間限定で「KUWATA BAND」を
結成。この年から2年間、日テレ系の音楽特番「メリークリスマスショー」を企画、
プロデュースするなど活動の幅を広げ、新たな才能も開花させる。音楽プロデューサ
ーの小林武史氏(49)、藤井丈司氏(50)らとも出会い、一緒に楽曲制作を行っ
ていく。同時期には、ベースの関口和之がアルバム「砂金」、パーカッションの野沢
秀行がアルバム「Japanese Electric Foundation」を
発売、それぞれが濃密な時間を送った。「時間も、体力も、気力もできたんだと思う
。このころは予測とか計算はあんまりなくって、あこがれに向かって突き進んでいる
感じかな」(高垣氏)
デビュー10周年の88年には、サザンとしては約3年ぶりとなる全国ツアーを開
催する。それぞれがソロでの経験を、サザンに還元。個々のソロ活動は、サザンが、
桑田が、常に進化を続ける要因の一つになった。当時「ビクター」でディレクターを
務めた飯田久彦氏(66)=現エイベックス・エンタテインメント取締役=も「温故
知新じゃないけど、桑田さんは、時代をよく見ているよね。すごく想像力が豊かだと
思うな」。
80年代末、さらに桑田は映画「稲村ジェーン」の製作を手がけることになる。
(2008年8月11日12時01分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20080811-OHT1T00141.htm
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