[連載] [サザンの軌跡と奇跡](6)千載一遇 …
連載[サザンの軌跡と奇跡](6)千載一遇!アミューズ大里氏との出会い
1977年末、ようやくサザンにアルバム制作という具体的な話が持ち上がる。ラ
イブを数多くこなし、バンドとしての地力をつけ始めたころ。パフォーマンス力も向
上し、次第にライブハウスの観客数も増加。大手レコード会社「ビクター」の高垣健
氏(59)も彼らの成長を実感していた。「『アルバムを作って売ろう』よりは『学
生時代の思い出のアルバムを1枚くらい作ろう、いい曲があるし何とかなるじゃない
か』って盛り上がってね。その時だったかな、マネジメントもあった方がいいって話
になったんだ」
こうしてサザンの所属事務所選びの日々が始まった。高垣氏はメンバーを連れてい
くつかの事務所を回ったが、うまくはいかなかった。郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎
の「新御三家」や山口百恵、森昌子、桜田淳子の「花の中三トリオ」など歌謡曲全盛
の時代。現在のように、ロックバンドのマネジメントをする会社は少なかったという
。
ビクターと契約したサザンだったが、78年6月25日発売のシングル「勝手にシ
ンドバッド」までデビューに至らなかったのには、こんな事情もあったようだ。高垣
氏は言う。「サザンのメンバーには申し訳ないけど、僕の趣味の延長でね(笑い)。
『これはおもしろい』みたいなノリで、彼らと会ってましたから。今みたいに『いい
バンドだから売り出そう』とか、プロフェッショナルな感覚が僕になくてね」
そんな中、ある人物がサザンに目を付ける。サザンを語る上で欠かせない人物、大
里洋吉氏(61、現アミューズ相談役名誉会長)。大里氏は「キャンディーズ」を手
がけ、77年に芸能プロ「アミューズ」を立ち上げていた。
サザンを一目見ようと、大里氏のビクタースタジオ訪問が決定する。すでにレコー
ディングを開始し、何曲かデモテープも完成していたサザン。千載一遇のチャンスに
、メンバーは燃えていた。
◆サザンへのコメントを募集します。メールアドレスbunka@hochi.co.jpまで。
(2008年8月6日12時09分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20080806-OHT1T00102.htm
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