[連載] [サザンの軌跡と奇跡](4)正反対の …
連載[サザンの軌跡と奇跡](4)正反対の2曲披露 運命が動いた
桑田佳祐、原由子ら今とほとんど変わらないメンバー構成になったサザン。77年
、その運命が大きく動き出す。サザンを語る上で欠かせない人物の一人、当時レコー
ド会社「ビクター」で洋楽のプロモーターだった高垣健氏との出会い。アマチュアバ
ンドの登竜門ともいえるコンテスト・ヤマハ「East West’77」出演が、
すべてを変えた。
テープ審査、ブロック大会予選、ブロック大会本戦までを順調に勝ち上がり、サザ
ンは決勝大会にコマを進める。ヤマハの友人から「おもしろいバンドがいる」と紹介
された高垣氏は、カセットテープを聴くことに。初めてサザンの音楽に触れたときの
衝撃を、こう振り返る。「いい! おもしろいと思ったね。僕が(豪快なサウンドが
特徴の米国南部のロック)サザンロックを担当していたこともあって、学生でサザン
ロックをやるバンドがいることが印象的で、頭の中にダブったな」
77年8月27日。高垣氏は決勝の舞台・中野サンプラザを訪れた。鈴木雅之のい
た「シャネルズ(のちのラッツ&スター)」、野呂一生をリーダーとした「カシオペ
ア」など20組が出演、そうそうたる顔ぶれだった。
サザンは、初アルバム「熱い胸さわぎ」にも収録されるアップテンポなダンスナン
バー「女呼んでブギ」、ラブバラード「今宵あなたに」の2曲を披露。高垣氏は「2
曲とも桑田君が作詞・作曲。同じバンドが正反対の(イメージの)曲をやっているア
ンバランスさにビックリした」と驚きを隠せなかったという。優勝こそならなかった
がサザンは入賞。桑田個人としてもベストボーカル賞を受賞し、ボーカリストとして
の能力の高さを証明した。
サザンにほれ込んだ高垣氏は、すぐに行動を起こす。大会翌日、関係者から桑田の
実家の電話番号を聞き出し、メンバーと会う約束を取りつける。デビューへの扉が大
きく開こうとしていた。
◆サザンへのコメントを募集します。メールアドレスbunka@hochi.co.jpまで。
(2008年8月4日19時36分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20080804-OHT1T00257.htm
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