[情報] 5月19日の発表に関して、ファンの皆さまへ

看板SAS作者 (Brand-New Life)時間16年前 (2008/06/07 10:11), 編輯推噓0(000)
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★5月19日の発表に関して、ファンの皆さまへ  (桑田佳祐のFMレギュラー番組でのコメントより抜粋) 5月19日に発表いたしました、来年以降のサザンオールスターズの活動につきまして、 さまざまな報道がなされております。残念なことにその中には、メンバーの身内に関す る誤報をはじめ、実際にはそうではない人への取材が関係者への取材として報じられて いたり、事実と違う憶測によるものや、適切な取材に基づいていないものなども多く存 在しているようです。そのため、改めて5月24日に放送された桑田佳祐のFMレギュラー 番組での発言の骨子をこの場で掲載することで今回の発表の趣旨を補足させていただき ます。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * サザン無期限活動休止という発表と報道があり、ファンの方々だけでなく世間一般の方 々も、お騒がせしてしまったわけですが、正直申しまして、こんなに話が大きくなると は思っておりませんでした。これ程までの反響を呼んで、改めてことの重大さ、そして 皆様の我々サザンに対する思いの深さとか、ありがたさを感じました。本当に有難うご ざいました。そして申し訳ありませんでした。 もしかすると、今回の発表が物凄く勘違いされて伝わった向きもあるかもしれません。 もう一度、結論から申しますと、今年サザンデビュー30周年を節目にして、ファンの 方々、それからお世話になった関係者の皆様に、感謝の気持ちを込めて、ライブをやり ます。そして、サザンオールスターズのニューシングルも8月6日に発売決定しました 。年内は、グループとしての活動を出来るだけ目一杯やって、そして来年から、サザン オールスターズとしては、あえて期限を設けずに、メンバーそれぞれが、個々の活動を するため、それぞれの充実とか、腰痛で今年のライブも残念ながら参加できない毛ガニ の療養も含めてなんですが、暫く休業させていただきますと、そういう発表をさせてい ただきました。前向きといくら言っても、ファンの皆様には上手く納得出来るかどうか という部分もあったと思いますが、まずこれだけは前提にしたいです。我々サザンは絶 対に解散しません!そのことをまずお約束した上で、今回の休業宣言の理由を話すとす れば、まず、私個人はこの30年間お陰様で、さほど休むこともなくやらせてもらって きました。それで、出来ることなら、ここで30周年が終わった段階で、ちょっとネタ 作りなどを含めて、自分としてはもうちょっと、知識・見聞というか、そういったもの を広くしたいなと、それから誰かからとか何がしからの刺激も受けたいなと、そういう 時間も少し欲しいなと、そういう話でございます。 そして、もう一つ。これが主な話で、ネタの話とも関係ありますが、サザンというグル ープに関しては、2005年に「キラーストリート」という2枚組アルバムと、それに伴う ツアーがありました。2004年にレコーディングが始まって、2005年は、ロック・フェス ティバルに出て、ツアーもやっている。これはわれわれにとって非常に手応えを感じる ものでした。実を言いますと、ここで一旦私自身、サザンとしては何かやりつくしてし まった感じというのがあったんです。サザンとしてアルバムやライブに対するアイディ アなど、これで出しつくしたかもしれないという感覚のようなものをちょっと持ったん です。すごく手ごたえは感じましたが、もう次に何かこれを上回る作品を作ったり、刺 激やワクワクする感じや新鮮味などを感じながら、納得出来るものをやったりする自信 が、もしこのままやっていたらなくなっちゃうだろうなと思ったことは事実です。だっ たらその時点で休業宣言すれば…といわれるかもしれないんですが、何か欲張ってしま ったのか、そのまま2006年もサザンの活動をしました。でもそこで仕事をする中で、も しかしたらこのまま中途半端にずるずるサザンでやっていても、どんどんモチベーショ ンが上がらないまま、惰性でやっているようなグループとしての姿が目に浮かんでしま ったというか。勿論お客さんの顔も見たいし、やろうと思えば出来ないこともないです 。旧態依然としたサザンの焼き直しみたいなものを見ていただくことは出来るかもしれ ないですが、それはやっぱりファンの皆さんに対しては非常に失礼だと思います。そし て自分もメンバーも非常にそれは苦痛だと思うんです。「モチベーションが上がらない 」という言葉を各メディアの皆さんが報道されていました。あれはたった今モチベーシ ョンが上がらず、もう既にやる気をなくしているんだっていう風に伝えられてしまった ようですが、数ヶ月前に私がファン・クラブ向けの会報誌でも語ったように、そういう 意味ではなくて、今後このままやる気が起こらなくても、活動を引き続きずるずるとや ってしまっているとしたらいやだなという話です。今はもちろんモチベーションはギン ギンにあがっていますけれども、そういう部分を皆様に違うニュアンスで伝えられたと したら本当に申し訳ありません。 またサザンは、30年間の内のこの20年間ぐらい、私も他のメンバーもソロ活動みたいな ことをしていて、サザン本体は活動停止状態ということもしょっちゅうあったんです。 いいタイミングで、するっと気が付くと活動再開というような、そういう形を20年以上 こう繰り返してきたわけです。ところがそれぞれのメンバーのソロ活動が、本人が納得 しようがしまいが、新しい手ごたえを掴む間もなくサザンが再開してしまう場合や、逆 にサザンの活動の待ちの状態に入ってしまう場合もあったと思います。そういう時、何 のためのソロ期間だったのか、結果、ポイントがずれてしまうこともあったのではない か。そうこうして長い間活動を続ける中で、仕事チームとして、お互いの関係とか構造 的にも、何か精神的にもだんだんぐらついてくるというか、錆付いてくる、ダレてくる 、色んなものが馴れ合いになってきたというものもあるような気がします。堅い言い方 をすれば私も含めて、甘えたり、俗に言う、ハングリーじゃなくなってきたという部分 を感じたりするんです。サザンがおかれている恵まれた環境にちょっとメンバー全員が 甘えてしまって、ぬるま湯の構図が入ってきてしまったかなと。 ですから、今回の「無期限休止」というのはもちろん並々ならぬ決意ですが、メンバー にとっても意味のあることだし、前へ向いた方向に行くのが前提で、少し今までより長 めのスパンで申し訳ありませんが、長いレンジでメンバーは自分の好きなことにトライ するべきだし、野沢毛ガニにはできるだけプレッシャーをかけないようにもしたい。と はいえ、中途半端に今までみたいに、個々が漠然と活動休止しているとかではなく、や っぱりやるんだったら徹底してやってみようと。 そういうことで、思い切って2009年以降はメンバー全員が自分のやりたいことをまず時 間を掛けて、もう一度スタッフとの関係性も構築し直しながら、この機会に頑張ろうと 思っています。とにかく、メンバー1人1人があってのサザンです。サザンという屋号 が一人歩きしてしまって、サザンオールスターズあってのメンバーみたいになるのは何 かいやですし。メンバー5人いまして、私はもう彼ら1人1人が大事ですし、一生のパー トナーとしてこれからも付き合っていきたいと思います。だから無期限休業というのは 、永遠にやらないという意味ではありませんし、そのうちネタが出揃った暁に、期が熟 したら戻ってまいります。とにかく、ファンの皆さんが一番見たいものがサザンオール スターズだと、私は理解しているつもりです。しかし、日ごろの皆さんのリクエストに 上手く応え続けていくことが、このままでは、今の状態のサザンではちょっと無理かな と判断しましたので、来年以降は一旦サザンのエンジンを切り、サザンの枠を外れたと ころでそれぞれが自由に活動し、錆付いた垢を払い落としてから、また帰ってまいりま す。ただ今回は何度も言いますように時間を我々に下さい。みなさんどうかその日が来 るのを待っていていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 2008年5月24日放送  「SATURDAY NIGHT CRUISE 桑田佳祐のやさしい夜遊び」 より一部修正して抜粋 -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc) ◆ From: 220.132.134.132
文章代碼(AID): #18IUv7VS (SAS)
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