[情報] 大塚愛oricon特集
大塚愛 SPECIAL ISSUE
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聴いた瞬間から巡リ合えた幸せを感じる“LOVE”シリーズ第3彈!
大塚愛が LOVEシリーズ第3彈となる3rdアルパム「LOVE COOK」なリリースした。
ミディアム曲が多くテーマは「癒し」という今作だが、ひと筋なわではいヒネリの效
いた仕上がリは相変わらず。というかさらにグレードアップ。聴きごたえ十分、
マヅで濃いです!
じっくリ煮こんだシチューのような、あったかい癒し感がコソセプト
「LOVE PUNCH」「LOVE JAM」に続く3rdアルバム「LOVE COOK」。COOK=料理というこ
とでグツグツコトコトじっくり煮こんだシチューのような、あったかい癒し感がコンセ
プトになっているのだが、今回さらにポイントが2つある。まず1つは曲調の多彩さ。そ
の振り幅の広さは今までのアルバムも同様なのだが、今回はミディアム中心という枠の
中で1曲1曲を掘り下げより深みを出した感じ。本人も“ミディアムの中の陰と陽を出し
た”といってるのだが、例えば「プラネタリウム」と「SMILY」はテンポ的には双方ミデ
ィアムだが、世界観の違いは一目瞭然。ほかにも印象的なアコギの音色がノスタルジッ
クな「ネコに風船」やカラフルでポップな「ビー玉」、スカ調の「東京ミッドナイト」
など似てる曲調、アレンジは皆無でその多様性に驚かされる。さらに彼女の場合、テー
マや設定も本当にさまざまで、附加するタマゴを主人公にした「羽ありたまご」や猫目
線の「ネコに風船」、東京の夜を切り取った「東京ミッドナイト」など、比喩的表現の
大胆さ、ユニークさと、それでいて鋭くツボを突くリアルな詞世界は独特だ。
LOVE COOK=ぬくもリにすっぽリ包まれ手放せない存在
そしてもう1つのポイントはアルバム全体を構成する物語性。実は今回の曲の順番は1
日の時間軸に沿った並びになっていて1曲目「5:09a.m」から始まり、“昼の部”は「ビ
ー玉」「SMILY」などがきて、夕暮れにかかり「ネコに風船」、続く「プラネタリウム
」など“夜の部”が並び、ラストは夜明けを思わせる「LOVE MUSiC」で締めるという振
り分け。本人いわく“並べてみたらうまくいった(笑)”ということだが、いわれてみ
るとなるほどうまい。で、その中でも特筆すべきは、“夜の部”の「Cherish」と「ラー
メン3分クッキング」の並び。「Cherish」はマンガ「NANA」のトリビュートアルバムに
収録された曲でレイラをモチーフにした叙情性あふれるナンバーなのだが、続く「ラー
メン3分クッキング」はタイトルどおり、3分ジャストでひたすら“ラーメンを歌う”素
っ頓狂な曲。“まるで初恋みたい 運命だと思えるくらい”なんて「Cherish」でどっぷ
り浸ったあとにいきなり“とととととととととんこつ 塩 ラーメン”、である。ド肝
を抜くギャップ(笑)。だが、「Cherish」ほどドラマチックで濃厚な曲調のあとに「ラ
ーメン3分クッキング」を聴くといっそすがすがしい。前曲の印象がそこでスパっと消え
るため、逆に違和感を感じない。それは他の曲も同様で、彼女の場合、1曲1曲の“振り
切り”がハンパじゃない。曲の多様性にも繋がるのだが、曲のテーマから歌声まで世界
観をすべてガラリと変えてくるので聴く方も毎回リセットで曲に入り込み、いい意味で
“次”が待ち遠しい。まるでオムニバス映画を見ているような感覚なのだが、ラストの
「LOVE MUSiC」でそれらの曲を歌う意味、いわば“大塚愛の存在証明”とも言える心情
を綴り、一見、バラバラだった楽曲群は1つの“物語”としてキッチリと浮かび上がって
くる。この仕掛けは見事。
大塚愛自身、このアルバムを“逢った瞬間、“この人”だ!って思え命をかけて愛
せる。自分にとって「LOVE COOK」はそんな存在”と言っているが、それは多分、聴く方
も同じ。聴いた瞬間から巡り合えた幸せを感じ、導かれるようにごく自然に引き込まれ
ていく。1曲1曲に吹き込まれた体温の高さに心が熱くなり聴き終わったあとは、そのぬ
くもりにすっぽり包まれ手放せない存在になっている。「LOVE COOK」はそんな貴重な1
枚だ。
(文:若松正子)
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※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc)
◆ From: 220.139.223.134
※ 編輯: toby005151 來自: 220.139.223.134 (01/23 15:48)
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