[新聞]「犬神家の一族」 (角川ヘラルド映画ほか)

看板Nanako (松嶋菜菜子 - 松島菜菜子)作者 (迷迭北極星)時間18年前 (2006/12/18 11:24), 編輯推噓0(000)
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30年前の華麗さ再び 犬神家の遺産争いに巻き込まれた珠世(松嶋菜々子、中央)の危機に、 探偵の金田一(石坂浩二、左)が駆けつける 丁寧に映画を撮る、 ということは、こういうことなのだろう。 (犬神家の遺産争いに巻き込まれた珠世(松嶋菜々子、中央)の危機に、 探偵の金田一(石坂浩二、左)が駆けつける 寫真=>http://0rz.tw/a82fw) 91歳になる市川崑監督が、30年前のヒット作を自ら監督した意図は、 画面を見れば、おのずと分かる。 あの華麗な画面を、今、再現するには、 それ相応の技量と美的センスが不可欠なのだ。 それを請け負った名匠の覚悟を感じた。 横溝正史の推理小説を原作にした物語は、前作とほぼ同じ。犬神財閥の創始者、 犬神佐兵衛(仲代達矢)が亡くなり、多額の遺産を恩人の孫娘、 珠世(松嶋菜々子)に譲る、という遺言が残される。 その内容に不満な3人の娘と子供たちの愛憎がからみ、連続殺人事件が起こる。   既視感は否定できない。3姉妹は前作から一新し、 富司純子、松坂慶子、萬田久子が好演しているが、 ぼさぼさ頭の石坂浩二の金田一耕助や「よし、分かった」 が口癖の加藤武は異動なし。 カメラアングルやカット割りが変わらぬ場面も少なくない。 前作で強烈な印象を残した、菊人形の首が生首にすげかえられ、 2本足が湖面から突き出しているなどのショッキングな場面も、 そのまま残された。  画面の陰影はさらに増し、格調の高さは最近の日本映画では群を抜く。 おどろおどろしい横溝作品の世界を作り上げるには、 CGよりも、手業の方がふさわしい。光と影を操る至芸を味わった。 2時間14分。有楽座など。(近藤孝) (2006年12月15日 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/cinema/review/20061215et0a.htm -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc) ◆ From: 218.160.159.245
文章代碼(AID): #15XWdQNg (Nanako)
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