[多部] 出演作で独特のインパクトを残す多部未華子の魅力に迫る
出演作で独特のインパクトを残す多部未華子の魅力に迫る!!
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3月20日から公開する『フィッシュストーリー』は、多部未華子にとって、約2年ぶりの
映画出演作。フェリーでの修学旅行中に居眠りをして別行動となり、人生を大きく変え
る出来事に直面する女子高生の麻美を演じている。監督の中村義洋は脚本の段階から、
麻美役に多部をあて書きしていた。2006年の『ルート225』以来となるの中村監督との
再開を彼女はどう感じたのか。
「映画の撮影はすごく久しぶりだったので、初めはすごく緊張しました。中村監督とお
仕事をするのは2度目(1度目は2006年公開の『ルート225』)なので、成長した姿を見
せたいと楽しみにしていた反面、“何にも成長してないな”と思われたらどうしようと
いう心配もありました。実際に会ってみると、監督は全然変わっていなかったです。結
局、監督からは特別何も言われなかったので、たぶん前回と私は変わっていないんだと
勝手に解釈しています(笑)」
『フィッシュストーリー』は、時代も場所も異なる登場人物たちの行動が、目に見えな
いつながりを持ち、奇想天外な形で最終的に地球の危機を救うストーリー。女優という
仕事柄、大勢の人に出会う機会を持つ彼女は、人のつながりをどう感じているのか。
「この仕事をしていていると、人のつながりの大切さはすごく感じますね。スタッフで
すとか、過去のお仕事でかかわった人などは特に。例えば、何年も前にお世話になった
人が今もまだ自分のことを見守っていてくれていたりとか、自分も知り合いの名前をパ
ンフレットなどで偶然見つけて、頑張っていることを知ったときはすごくうれしくなり
ます。どんな小さなことでも人のつながりって大事だなって思います」
昨年は『鹿男あをによし』や『ヤスコとケンジ』などのテレビドラマに出演し、インパ
クトのあるキャラクターを演じていた。出演作品が増えてきた彼女は、映画とドラマの
違いをどう感じているのだろうか。
「ドラマはわりと短い時間ですんなりと撮影が進んでいくイメージがあります。映画は
画面を作りこむ部分が多いので、すごく時間がかかります。照明や音声などのセッティ
ングも綿密なので、1カットにかける時間もドラマよりは時間を要します。
個人的にはテレビのようにリズムよく撮影するのも決して嫌いではないですけど、やっ
ぱりじっくり時間をかけて演じていきたいので、そういう意味では映画の方が合ってい
ると思います」
役作りを大事にする彼女は、事務所とも相談しながら、なるべく撮影が重ならないよう
な仕事選びをしている。本人は「いろんな台本を持ち歩くような器用さはないと思うの
で、なるべく重ならないようにしたい」と語っており、一つひとつしっかりと経験を積
み上げていくことを希望しているようだ。
今年は『フィッシュストーリー』のほか、NHK朝の連続ドラマ『つばさ』の主人公・玉
木つばさとしても活躍が期待されている。朝ドラの撮影は素早く進行が進み、次々とシ
ーンを重ねていくようだが、役を作り込みたい彼女にとっては、苦労も多いのではない
だろうか。
「『つばさ』はセリフの量が尋常じゃないので覚えるのに苦労しています。普段はあん
まりセリフ覚えに苦労しないのですが、さすがに朝ドラは大変です。でも、これを無事
に終えることができたら、セリフ覚えに関してはまったく怖いもの知らずになると思い
ますね。あと、ドラマは一瞬一瞬がすごく大事で、瞬発力が求められる気がするので、
そういったところも成長できると思います」
彼女の魅力は、なんといっても高い演技力と同居する独特な雰囲気。演じてきた役柄も
あるが、言葉を発せずともいるだけで見るものに強いインパクトを残してきた。彼女の
魅力はどこから来ているのだろうか。
「自分ではちょっと分からないです。ボーっとしているわけではないんですが、黙って
いると、“何を考えているのか分からない”とは言われたりします(笑)。わりと小さ
い頃からいろんなものを客観視している子供だったと思います。
最近は自分のいろいろな感情を理解しようと思っています。仕事上、出会いなどがたく
さんあることで、感情のふり幅が広がっている感じがします。なので、心から沸き起こ
るものを大事にしようと思います。もしかしたら、芝居に生かされるのではないかとい
う勝手な潜在意識が働いているのかもしれないですね」
人前で活躍する人にとって避けられないことではあるが、実際の自分とは違う印象を持
たれてしまうことも多いだろう。そういった悩みに対して彼女はどう向き合っているの
か。
「それは難しいところです。例えば、すごく明るい役を演じて、明るい子なんだと思わ
れたら、役者としてはすごくいいことだと思います。その反面、実際の私は違うのにっ
て思うこともあります。だからといって、普段の自分の性格を隠すことはしないで、な
るべく素の自分でいるように心がけています」
彼女はDREAMS COME TRUEのニューシングル『GOOD BYE MY SCHOOL DAYS』(2月25日発売
)のカバーを歌ったことでも話題になった。インタビューの日はレコーディング前日と
あって、歌の話になると少し不安そうな表情があった。
「今回は歌を歌ってみないかと事務所の人に言われて、ドリカムさんは大好きだったの
で、“はい”って答えたら、トントン拍子に話が進んでカバーを歌うことが決まりまし
た。カラオケは大好きなんですけど、本当に親しい友人としか行かないですし、人前で
歌うのは恥ずかしくて……。明日がレコーディングなんですが、自分の声があまり好き
ではないので、人前では歌いたくないです(笑)。でも、今回の企画はすごく光栄なこ
とだと思いますし、今後、歌手を続けていくわけではないので、この1回を楽しもうと
思っています」
後日試聴した彼女の歌声は透明感があり、フォーク調にアレンジされた曲によく馴染ん
でいた。「今年はとにかく朝ドラを頑張りたい」と語る彼女は、3月30日から半年間、
国民的な朝の顔となる。
(写真/尾島敦、文/永田哲也=日経トレンディネット)
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