[新聞]「咲き続けてほしい 平和の花」 ~ウクライナ侵攻下 MISIAが歌う祈り
看板MISIA (MISIA - 米希亞)作者CrystalDays (Endless World)時間2年前 (2022/08/09 06:09)推噓0(0推 0噓 0→)留言0則, 0人參與討論串1/1
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「咲き続けてほしい 平和の花」 ~ウクライナ侵攻下 MISIAが歌う祈り
「平和の花を育て、咲き続けてほしい」
~ウクライナ侵攻のなかMISIAさんが歌に込めた祈りとは~
ウクライナ侵攻を目の当たりにして
━今回のウクライナの侵攻について、MISIAさんご自身はどのように感じてらっしゃい
ますか?
やっぱり悲しいですね。私自身ライブのステージでウクライナの方にダンサーとして踊
っていただいたこともあって、その後も交流が続いておりまして、その方を通じてその
時に一緒に踊ったウクライナの方の話も聞いていたので、一人は国外に行かれたみたい
ですけど、まだお一人は国内にいらっしゃるという話を聞いたり、ご家族が逃げている
と話を聞いたりするとすごく胸が苦しいですね。まだ続いている事を知るたびに辛いで
す。とにかく武力ではなくて話し合いで解決することをしてほしい。今すぐにでもやめ
てほしい、それだけです。
アフリカ支援を通じて学んだ“互いを知る”大切さ
━アフリカへの社会貢献活動を続けていらっしゃいますけれども、そういった経験を踏
まえて、今回の侵攻をどういうふうにご覧なってますか?
アフリカでの子どもたちの教育支援と、今回のこの侵攻のお話は並べて語れる話ではな
いと思いますので、一概に比較してこうだってことは申し上げられないですけれども、
私がアフリカの視察の中で紛争という視点で学んだことがあります。ザンビア共和国と
いうのは内陸国で、複数の国に囲まれているんですね。それぞれの国でいろんな内乱が
起これば難民の方がやって来てっていうのがもうずっと何十年も続いているような国な
んですね。印象的だったのは難民キャンプに学校があるんですが、その学校にいろいろ
な国からの子どもたちが、難民の子が学校に通って、そして地元の、ザンビアの子供も
通ってるんです。一緒にみんなで学んでるんですね。そこで学校の先生と子どもたちが
1つの、必ずみんなで言う歌のようような形で、「私たちがここにいるのは喧嘩をする
ためではありません。私たちは互いのことを知り、仲良くするためにここにいるんです
。」みんなでやりながら学んでいる姿というのは、すごく平和のヒントがあると思った
んです。今ウクライナの人たちもいろんな所に避難をして、子どもたちも今までとは違
う中で教育を受け、または受けづらい状況にある子もいると思うんですけれども、なん
とか他の国に行った時にも、何か未来につながる平和の構築っていうものをお互いにし
て、早くこの戦争、この戦いが終わって、またウクライナに戻ったときに今まで以上に
世界中の人たちと平和をつなげていけるような関係が、今悲しいことがいっぱい起こっ
ているんですけれども、少しでも未来へと何か歩みを進めていけないかなと思います。
「花はどこへいった」に込めた思い・・・
━今回のツアー中、アンコールで「花はどこへ行った」という曲を歌われてるわけです
けれども、これなぜこの歌をアンコールで歌おうと思われたんですか?
私たちは皆さんが音楽で元気になってほしい。そして幸せになってほしいという願いを
込めて音楽をやってるわけなんですけれども、人の幸せのためにはやはり平和が根底に
ないとそれは実現できないって思うんですね。なので、私たちがやはり平和を願うとい
うのは理由はないというか、もう当たり前のことだと私は思うんですけれども、その平
和を願い歌いたいって思った時にどんな歌がいいかって最初に浮かんできたのが、「花
はどこへ行った」という歌だったんです。 「花はどこへいった」は、今から70年前
に作って、そして1960年代のベトナム戦争の時に反戦歌として歌われています。元
々は3番までしかなかったんですけれども、4番と5番が付け加えられて1番の詞に戻
るという、同じこと繰り返しているというメッセージになって今まで来ているんです。
歌詞の内容も「ずっとこの争いの悲しみは続いています」という意味があって、いつに
なったら人はこの愚かさと悲しみに気付くのでしょうか、ということを語りかけている
歌なんです。だからこの歌をまたこうして歌うとはとても悲しいことなんですけれども
、やはり「同じことをやってるよ」、「私たちはいいかげんに気付かなきゃいけない」
と、今伝えるべき歌じゃないかなと思って歌っています。
「争いのあとに残されるものは 悲しみだけ」
━今回、MISIAさんがさらに歌詞を付け加えられ、「争いのあとに残されるものはいつ
の時代も悲しみだけ」という、なぜ今回つけて歌おうというふうに思われたんですか?
私は長崎県で生まれて、長崎県で平和教育というものを受けてきたんですけれども、子
どもの頃からどうしてこの紛争はなくならないのかと、歴史を学んだり、資料館に行っ
たりしてきました。そこで伝えられていることは、紛争というのは、戦って勝った国で
も負けた国でも大切な人をなくしてしまったっていう悲しみだけなんですよね。悲しみ
しか残ってないんですよね。私たちの心の深いところで気付いていかないといけないと
思います。そのことをやっぱり歌詞に入れたいと思ったんです。
━MISIAさんが、言葉にし続けたいとライブでもおっしゃっていましたが、どんな思い
がそこに込められていたんでしょうか。
1つはやはり私たちはみんなの幸せを願って、ミュージシャンは歌い、演奏しています
ので、それを願い、言葉にして歌にするということは当たり前のことだと思います。武
力ではなくて話し合いで解決してほしいと願っている私たちが、言葉を信じないでどう
するのかと思うんですよね。言葉に発して、歌にして思いを共有して、お互いが思って
ること、考えてること、知恵を出し合って、今どうやったらこの状況を乗り越えていけ
るのかっていうことを言葉にしていこうよって。武力ではないこと、話し合いで解決を
求めていくことを願っているからこそ、言葉にして、歌にして、そして歌は祈りですか
ら、平和を祈って私は歌っています。
いまできること
~意識することが知識につながる
━別の取材でインタビューに答えてくれた若い人たちが、何をしたらいいんだろうと迷
ってる方もいらっしゃったんですね。今のこの状況に対して何かすることがあるとする
ならば、どういうことをしていけばいいのでしょうか?
多分それぞれにできることは違うんでしょうね。私が歌に願いを託すように、医療に携
わる方は戦地で医療を届けてらっしゃる方もいらっしゃいますし、避難する人をサポー
トする人もいらっしゃいます。
本当に皆さんが、それぞれ自分にできることを見つけて、こっちの方が平和につながる
んじゃないかということを選択なさっているので、その1つ1つを私たちは信じて、自
分のできることをやっていくことが、それが諦めないってことなのかもしれませんね。
━何か、どこか遠い国のところで起きている出来事だと思ってしまうこともあるかもし
れませんが、もしかしたら何かできるかもしれないとか、そこに思いをはせることがで
きるかもしれないと。
うーん。私たちの身近な部分と世界というのはつながってるってことはいろんな方に実
感してほしいですよね。手に触ってる触れてるものも、食べているものも、いろんなこ
とがつながってるっていうことを知ってほしいですよね。そのためにもいろんな情報に
アクセスして、いろんな視点からのお話を聞いてっていう学びっていうものをしてほし
い。意識と知識っていうのは絶対につながっていて、自分たちが意識をすれば自分が欲
しい知識というものは、自然と集まってくると思うんですよね。私自身もそうです。こ
うして祈りを、歌を歌い続けてるということは、この意識をみんなで持ち続けるという
ことですから、諦めてはいけないなと思います。
花のように平和を育てていく
━難しい質問かもしれませんが、こうした争いがなぜ起きてしまったとお感じですか。
ウクライナの方と私たちも知り合って、いろいろな国で起こってることを聞いていまし
たけれど、もっと前からいろいろありますよね。それを私たちは知らなかっただけかも
しれません。ウクライナ以外の場所でも、世界でまだ紛争が続いている所、アフリカも
そうですし、内戦が起こっている所は、たくさんあって、そのこと知らない方がとても
多いということなのかもしれません。私自身も全てを知れているわけではないので大き
なことは言えませんけれども、でも私たちはまだまだ知らないなということは思います
ね。
━そういう意味ではなぜ平和なのかっていうことを知らなかったら、知る必要もあるし
、知らなければいけないですよね。
多分平和は、ここにこうあるものではなくて、育てていくものだと思うんですよね。花
のように。摘み取ってしまったら枯れてしまうから、そこにずっと咲き続けてくれるよ
うに、育てていかなければいけないと思いますね。だから常に情報を更新して、自分は
こっちを選んだ方がいいんじゃないかってことをみんなで学びあって選択するってこと
が必要なんじゃないでしょうか。
いつか歌いたいフレーズ
━「花はどこへいった」という曲に詞が書き加えられることが、世界のどこかで戦争が
続いていて、悲しみでもあるということだと思いますが、一方で、今後、世界が変わっ
ていく曲でもあるということなのでしょうか?
こういう争いがない時も平和を願う歌というのはこれまでも歌ってきました。だから一
番いいのは、争いがない時に平和を願ってみんなで歌うことが一番ですけども、だから
このような形でこの歌を歌わなきゃいけないっていうのはやっぱり悲しいことですね。
一番いいのは、私はこの歌が「花はもう摘み取られなくなりました。花畑の上で恋人た
ちは笑い合うのです」っていう歌詞がいつか書き加えられるっていうのが一番、この歌
の辿りつくべき場所だと思います。
◎MISIA(ミーシャ・歌手)
1998年デビュー。数多くのヒット曲を持つ国民的歌手。社会貢献活動にも積極的で、そ
の功績から国際会議の大使なども歴任(COP10 / TICAD Ⅴ / TICAD 7 )。自らも主
体となって財団を設立し、長年にわたってアフリカの教育やサポートが必要な子どもの
支援などを続けている。2023年にはデビュー25周年を迎える。
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