[新聞] ミッツ・マングローブ「自分を上書きし続ける MISIA への進言」
看板MISIA (MISIA - 米希亞)作者CrystalDays (Endless World)時間3年前 (2022/03/20 14:12)推噓0(0推 0噓 0→)留言0則, 0人參與討論串1/1
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ミッツ・マングローブ「自分を上書きし続ける MISIA への進言」
ドラァグクイーンとしてデビューし、テレビなどで活躍中のミッツ・マングローブさ
んの本誌連載「アイドルを性(さが)せ」。今回は、「スター・アイドルのイメージ」
について。
総じて大雑把なものと言えば、スターやアイドルに対して世間が抱くイメージです。
例えば、その人を物真似する際のお決まりの台詞があります。ミスター巨人軍の長嶋茂
雄さんと言えば「いわゆるひとつの……」だったり、ビートたけしさんであれば「なん
だバカヤロー」など。
これらの定番フレーズは、往々にして本人たちはそこまで多用している意識がないも
のばかりだそうです。女性司会者の草分けである芳村真理さんの「どうもー」も、実は
明石家さんまさんによる物真似によって広く認知されたものであり、ご本人的には「言
った憶えはない」とのこと。おそらく村田英雄さんも「村田だ!」とは言ったことはな
いはずです。
そうは言っても、いわゆる「想像・妄想」の域で、広く世間に認識されるというのは
、これぞスター・アイドルの証しにほかなりません。デフォルメされたイメージは、浸
透すればするほど、本人たちとは乖離し、独り歩きしていきます。コロッケさんがやる
岩崎宏美さんの顔真似などがその典型です。それでもやはり、岩崎さん本人を拝見する
につけ、「あながち全然違うわけではない」と思ってしまうのも事実で、いかに私たち
が「岩崎宏美」に強固なファンタジー妄想を抱いているかを表しています。
その一方で、世間のイメージに同調するかの如く、自らをアップデート・上書きして
くるスターも少なくありません。田村正和さんや田中邦衛さん、桃井かおりさんなどが
良い例でしょう。ほかの誰より自分で自分を誇張する。言ってみれば「この世で最も桃
井かおりの物真似が上手なのは桃井かおり」という、究極の自己肯定力の持ち主です。
私にはこの手の感覚がまったくと言ってよいほどないため、いつも「すごいなぁ」と
感心するばかりなのですが、彼らからすれば「世間のニーズにもっと応えよう」として
いる内に加減みたいなものが分からなくなってしまった感じなのでしょうか? いずれ
にしても、それだけ自分に自信や確信が持てる、さらには世間の目を信用できるという
ことなわけで、羨ましい限りです。最近だとIKKOさんも、完全に第三者的イメージの上
に自分を委ねていて、まさに「win‐win」の関係性を築いています。
歌を唄う人たちにも、この手のタイプは昔から多く、かの美空ひばりさんや矢沢永吉
さん、中森明菜さんなど、どんなに誇張した物真似も、本人が更新し続ける「らしさ」
には適わない。大友康平さんなんか、いつになったらご自身の中で「折り合い」が付く
のかハラハラしっ放しです。
近頃の歌手は、そんな強烈な個性も管理・矯正されている人たちばかりで面白みに欠
けますが、そんな中ぶっちぎりでMISIAさんの進化が止まりません。観る度に「MISIAに
よるMISIAの上書き」が凄まじく、このままどこへ行くのだろうと心配にすらなります
。東京五輪での「君が代」もそうでしたが、その歌唱力や表現力も含め、別次元に行き
過ぎていて、もはや何を歌っているのか聴き取れないことも多々あります。誰も指摘な
さっていないようなので僭越ながら。もうちょっと普通にお歌いになってもよろしいか
と。
ミッツ・マングローブ/1975年、横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業後、英国留学を経て
2000年にドラァグクイーンとしてデビュー。現在「スポーツ酒場~語り亭~」「5時に
夢中!」などのテレビ番組に出演中。音楽ユニット「星屑スキャット」としても活動す
る
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