[新聞]『MISIA SOUL JAZZ BEST 2020』 MISIA
看板MISIA (MISIA - 米希亞)作者CrystalDays (Endless World...)時間5年前 (2020/02/17 15:04)推噓0(0推 0噓 0→)留言0則, 0人參與討論串1/1
https://www.e-onkyo.com/news/2714/
『MISIA SOUL JAZZ BEST 2020』 MISIA
~七色の声とゴージャス・バンドをハイレゾで!~
■44.1kHz/24bitも問題なくハイレゾだ!
この連載では何度も書いていますが、44.1kHz/24bitを侮ってはいけません。CD規格と
の違いは何でしょう? 44.1kHzは同じで、16bitか24bitかの違いだけ。それでも
44.1kHz/24bitは、ハイレゾと呼ぶに相応しい高音質を私達に届けてくれます。
具体的に、CD規格44.1kHz/16bitとハイレゾ44.1kHz/24bitの音質違いはどこか? それ
は音の実在感や気配といったポイントだと思います。その微妙な違いが感じられるかど
うか、再現できるかどうかが、ハイレゾ44.1kHz/24bitを選ぶのかどうかの境界線です
。
楽器が奏でられた瞬間、例えばドラムのスティックがヘッドやシンバルにヒットした瞬
間、ギタリストが弦をかき鳴らした瞬間。そういったアタック音の倍音が豊かに再生さ
れ、生々しい音に感じられるのが44.1kHz/24bitの魅力です。そして、声や楽器が消え
ゆく瞬間、例えばエコー感や音の余韻。その余韻は、電気的エフェクターのリバーブで
もかまいません。余韻の細かい音の情報が、44.1kHz/24bitでは豊かに再現されます。
そんな小さな音の積み重ねが、より人間の脳を騙してくれるようになり、音楽の生々し
さという感覚に繋がっていくのです。
一般的な傾向として、DSDは優しい音、192kHz/24bitは高解像度ながら薄味、
96kHz/24bitはウェルバランス、48kHz/24bitはガッツのあるロック向きの音と言えます
。(あくまで傾向であって、全てではありませんので誤解なきよう。) では、
44.1kHz/24bitは? CD直系のサウンドと言いましょうか、聞き慣れた音質でありながら
、ちょっとした音の手触りが生々しいという傾向です。ですので、音楽制作側としては
音作りに慣れているという意味でメリットがあり、リスニング側にも慣れた音の感触で
すので心にキャッチしやすいというメリットがあります。
音楽制作現場では48kHz/24bitや44.1kHz/24bitで録音作業が行われるケースが未だに多
く存在します。私も経験があるのですが、プロデューサーの私が到着する前にレコーデ
ィングが勝手にスタートしており、録音フォーマットを確認すると44.1kHz/24bitで進
んでいたのでした。ハイレゾ録音するプロダクトだったのでもどり道を選択するという
案も考えたのですが、現場の士気を優先すべく44.1kHz/24bitのままで継続しました。
こうした音楽制作の現実は何を意味するかというと、44.1kHz/24bitで録音現場では何
のストレスも無いということです。データが軽くて処理が早くPCの負荷も軽いという理
由が10数年前まではあったのでしょう。現代のCPU性能や周辺機器の速度を考えると、
あえて44.1kHz/24bitなどの小さなフォーマットに拘る理由は皆無です。
とはいえ、より小さなフォーマットであるMP3などで音楽制作が進むことはありません
。やはり録音現場では、プレイバックしたときの高揚感は大切です。あまりガッカリし
たサウンドでは、ノリノリの気分で音楽創造ができないもの。ですので、プレイバック
したときの音質が、その後の演奏モチベーションに影響しないくらいの録音フォーマッ
トであることが必要。その最低ラインが44.1kHz/16bitではNGであり、44.1kHz/24bitな
らOKということです。
そんな44.1kHz/24bit、レコーディング現場に負けないくらい、リスニング側もしっか
りと再現してみたいもの。「CD聴いているのと変わらないな~」 という音で鳴ってい
るなら、まだまだ44.1kHz/24bitの再現に伸びシロがあります。44.1kHz/24bitの生々し
いサウンド、ぜひ実現してみてください。
■本作の「Everything」を音質確認のリファレンス音源に加えた!
多くのハイレゾ作品をリリースしてくれているMISIAさん。最新作は、演奏、音質とも
に大満足の太鼓判ハイレゾです!
MISIAさんの作品は、これまで個人的に不完全燃焼が続いていました。それは、歌と演
奏の実力バランス。MISIAさんの歌唱能力が高すぎると感じていました。「もっと究極
の超一流ミュージシャンと、ガッツリ組んでくれないかな~」 と感じること多し。ア
ニメに例えるなら、“パイロットの反応に、操縦する機体の運動性能がついていかない
”というアレです。MISIAさんの歌が、より活かせるオケにできないものか。そんな不
完全燃焼がありました。MISIAファンの皆様には失礼かもしれませんが、あくまで個人
的な感想です・・・。
本作は、長年の私のモヤモヤを吹き飛ばすような快作! アルバム・タイトルからして
「またベストか~」と期待薄で、しかも1曲目が「Everything」ですから、売上重視の
手抜き作かとスルーするところでした。ところが、私の大好きなベーシストであるマー
カス・ミラー氏が参加していたので、とりあえずチェックしてみることに。
参りました。この「Everything」、私史上最高の「Everything」です。そして続く2曲
目のグルーヴ! これこそ、私の長年聴きたかったMISIAさんアルバムであると確信しま
した。
次は音質。フォーマットと見ると44.1kHz/24bit。私とて、できれば96kHz/24bitで聴
きたかった。でも44.1kHz/24bitの発売なのですから仕方なし。演奏は良いけど、音質
ガッカリの作品は星の数ほど出会ってきましたので、半ば諦めムードで試聴したのです
が、これまた嬉しい方向へ大きく裏切られました。音も最高ではないですか!
大好物のマーカス・ミラー氏のベースも、低音が超大盛り仕様。明らかにベースの低音
過多のミックスは、私のようなマーカス・ミラー氏ファンは大歓迎。でも、こんなにベ
ースを大きくして大丈夫?と心配したくなるほど、低音のデカさに苦笑するほどです。
バラード曲ですので、爽快なスラップベース低音を楽しむという感じではありませんで
したが、十分にマーカス氏を堪能できました。
ハイレゾとしての試聴ポイントは、なんといっても「Everything」のボーカル。リスニ
ング側の再現能力が増せば増すほど、歌の心が迫ってきます。どもまで「Everything」
がエモーショナルに鳴らせるかに挑戦です。このアルバムに出会ってから、日々のオー
ディオ製品開発のお仕事で、試聴音源としてこの「Everything」を導入しました。冒頭
のストリングスとMISIAさんの歌声が始まったあたりまで聴けば、バッチリと音質チェ
ックが可能です。ぜひ皆さんもお試しください。
更に本作はドラムとベースのグルーヴも魅力的です。ニューヨークのリズム隊は超強烈
。ハイレゾ版にはミュージシャン・クレジットが付属していないので未確認ですが、演
奏を聴くだけでもその凄みは伝わってきます。かなり手数の多い低音ですから、モコモ
コせず粒立ちハッキリ再現できれば、グルーヴをより感じられると思います。
そして目玉である豪華なホーンセクション。ラッパ再現には、アタックが超重要です。
楽器そのものの原理からして、トランペットなどの楽器はリズムにジャストで反応して
いてはノリが遅くなるのは明白。常にリズムより前にブワッのブが発音され始めるとい
うことに注目。このアタック音を44.1kHz/24bitなら更に引き出せるはずです。
このあたりに注目してリスニングすれば、CD盤よりも、サブスクよりも、本作を深く楽
しめます。そのためにハイレゾ音源が存在するのです。好きな音楽をより良いサウンド
で聴きたい。皆さんがオーディオを始めたスタートラインの気持ちを、もう一度取り戻
す鍵のひとつとなるであろう本作をオススメします。
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