[新聞] NHK 紅白歌合戦で MISIA がレインボーフ
看板MISIA (MISIA - 米希亞)作者CrystalDays (Endless World...)時間5年前 (2020/01/05 15:28)推噓0(0推 0噓 0→)留言0則, 0人參與討論串1/1
https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0103/ltr_200103_4850388960.html
NHK 紅白歌合戦で MISIA がレインボーフラッグ掲げ性の多様性を訴え、稲垣吾郎MC新
番組では局内の性的マイノリティの声を紹介
大晦日の『NHK紅白歌合戦』に出場した歌手のMISIAが話題を呼んでいる。紅組のトリ
を務めたMISIAは「アイノカタチメドレー」と題し、圧倒的な歌唱力でスペシャルメド
レーを披露したのだが、そのバックにはLGBTQを象徴するレインボーフラッグが大きく
掲げられ、ステージではドラァグクイーンたちがコーラスを担当。明らかに性的マイノ
リティと日本社会へのメッセージを『紅白』のステージで表現したのだ。
その流れは、司会の綾瀬はるかが紅組トリを告げるマイクから始まっていた。綾瀬は
「2020年に向けて、年齢も性別も、国境さえも、愛の力と音楽で越えていきたい。そん
なMISIAさんの熱い思いが詰まったステージです。様々な愛のカタチに素晴らしい未来
が訪れることを祈って、紅組、最後の曲です」と紹介した。
そして、MISIAが暗転したステージでラブバラード「アイノカタチ」をしっとりと歌
い上げると、続いて、DJ EMMAと台湾出身のDJ noodleが奏でるハイテンポなトラックに
合わせて「INTO THE LIGHT」を力強く披露。代表曲「Everything」に入っていくのだが
、ここでMISIAのバックに大きなレインボーフラッグが掲げられ、ダンスやコーラスに
ドラァグクイーンが登場したのだ。
もともとMISIAは、音楽を通じたアフリカへの教育支援など、社会活動にも取り組ん
でいるアーティストだ。2017年に台湾で行われたアジア最大級のLGBTQパレードにもゲ
ストとして参加。属性や性的指向による差別・偏見の解消を訴えており、今回の『紅白
』以前から自身のステージにドラァグクイーンを起用してきた。最近も、「週刊東洋経
済」(東洋経済新報社)2019年12月28日号のインタビューでは、アフリカへの思いを語
るなかで性的マイノリティについてもこう言及していた。
「私は国境を取っ払って、世界の子どもをみんなで育てるような気持ちで、社会の問題
を見つめられないかなと思うんです。アフリカに限らず、もっと多様な文化を受け入れ
られる世界になってほしい。人種、LGBT……。人って多様なんです。日本人もそのこと
をもっと深く理解するべきなのです」
人種やセクシュアリティにかかわらず、多様な文化を受け入れる社会にしたい。
MISIAはその思いを今回、『紅白歌合戦』という舞台で表現しようと試みたのだ。
MISIAが言葉としてわかりやすいメッセージを発したわけではないことから、一部で
は「中途半端」「レインボーフラッグの収奪」などと批判する声もあがっているが、“
国民的番組”と呼ばれる『紅白歌合戦』は、その視聴率の高さだけでなく、様々な年齢
層、様々な属性を持つ人々の目に触れ、広く話題になる。そんな場所ではっきりと、“
様々なセクシュアリティと多様性を認める社会”=“自分らしく生きられる社会”とい
うメッセージを込めたことには、やはり社会的に大きな意義があったというべきだろう
。
それは、MISIAの意志を尊重し、歌唱中、ドラァグクイーンや、他の赤白両組の出演
者一同のレインボーフラッグの手旗を振る様子をクローズアップするなど、カメラワー
クや演出によって、LGBTQ解放のメッセージを際立たせようとしていたNHKも同様だ。
そもそも『紅白歌合戦』は「紅組=女性」と「白組=男性」が競い合うという番組の
コンセプト自体に、ジェンダーの固定化、性的マイノリティの排除が内包されている。
実際、出演者たちからも、2012年に美輪明宏が「私は紅組と白組の間の桃組で出ます
」と発言したり、2018年には星野源が「紅白もこれからね、紅組も白組も性別関係なく
、混合チームでいけばいいと思う」と発言するなど、「紅白」の「男女」という枠組に
疑問を投げかけられてきた。
こうした疑問に答えるように、過去には実際に「もも組」が登場したこともあったが
、「色物」「異物」扱いを抜け出すものとは言えなかった。今回も紅白の枠組みを崩し
たわけではないが、MISIAがもっとストレートに多様性へのメッセージを演出に込めた
ということは大きな進歩と言えるだろう。
しかも今回は、MISIAだけでなく氷川きよしが、『紅白』に「赤」と「白」を交えた
着物で登場。バックスクリーンには「赤の着物姿」と「白の着物姿」の氷川が大きく映
し出され、演歌「大丈夫」を歌ったあと、漆黒の衣装にチェンジ。激しいロック調の楽
曲「限界突破×サバイバー」を熱唱するという「紅白限界突破スペシャルメドレー」で
話題になった。
これは少なくともNHKのなかにも、LGBTQに偏見を持たず、むしろ差別や多様で自由な
性の実現に向けて努力しようとしている人たちがということだ。
●NHKの新番組『不可避研究中』で稲垣吾郎が語った「ヒロくんへの世間の過剰反応」
実際、NHKが年末に“LGBTと多様性”を扱った番組は『紅白』だけではなかった。12
月27日には、稲垣吾郎がMCを務める『不可避研究中』という番組がスタートした。ジャ
ニーズ事務所から独立後はじめての地上波レギュラー番組ということでも注目を集めて
いたが、その初回放送のテーマがまさに「ジェンダー」だったのだ。
番組は、〈世の中の誰もが避けて通れない「不可避」な問題をディレクターたちが独
自の視点で研究し、思わず考えたくなる動画を作成〉というコンセプトで、短い動画を
流し、稲垣らがスタジオでコメントする流れ。初回放送では、「女の子だから」という
声に疲れている人たちの街頭インタビュー動画や、日本のあまりに低いジェンダー・ギ
ャップ指数に踏み込む寸劇の動画、アンケートで集まった「○○は男性差別では?」と
の疑問をディレクターが田嶋陽子氏ら女性学研究者・フェミニストたちに正面からぶつ
ける動画など、様々な方向から「ジェンダー」を考えるというものになっていた(各動
画は番組公式Twitterでリンクが貼られている)。
また、スタジオでも、稲垣吾郎とゲスト出演者の市川紗椰が、自分の身の回りで体験
した「同性の友だちをめぐる偏見」を語る場面があった。
「僕の話になっちゃうんだけど、何年か僕ほら、ちょっと『おじさんと一緒に暮らし
てる』みたいな、けっこうテレビとか出てて、ニュースとかなったんですよ。ヒロくん
っていう友だちなんですけど。すごく友だちで、家族みたいで、今日もこのあと会うと
思うんですけど。それが、なんかすごく騒がれたんですよ。すごく仲のいい同性の年上
の友だちと、ほぼほぼ半同棲にしていたというだけで、ちょっとそこに過剰に反応して
いるのがびっくりしたんだけど」(稲垣)
「それは私もわかります。高校の一番の親友がレズビアンのコなんですけど、それを(
人に)たまに言うと、ずっと『市川のこと好きなんじゃない?そのコ』とかすごく言わ
れるんです。(私が)ただの友だちだと言っても。そういう前提で話しかけられるのは
すごいびっくりします」(市川)
このように、上から目線で「LGBT」を扱うのではなく、あくまで身近な人たちとして
寄り添ったNHKの『不可避研究所』だが、その初回放送のなかでもチャレンジングだっ
たのは、やはり、「NHKのトイレで、ジェンダーについて考えてみた」という動画だろ
う。
この動画では、トランスジェンダーの建築家・サリー楓さんがハンディカメラを持ち
、NHK局内のトイレを検証。「多機能トイレが女性トイレに一旦入ってからというのが
、他の並んでいる方からの視線が気になる」「男性用トイレ(の個室)にはゴミ箱がな
い」「女性から男性に性別を変えられた方って、生理が来たりする方も中にはいる」な
ど、トランスジェンダー当事者として指摘した。
さらに同じ動画では、なんとNHKではたらく性的マイノリティの人たちに直接インタ
ビューをし、その声を地上波で伝えたのだ。
●局内のトイレ検証に続き、LGBTQのディレクターの声を紹介したNHK新番組
インタビューを受けたのは、2名の現役NHKディレクター。職場ではカミングアウトし
ていないのでボイスチェンジャーは使っているものの、ありがちなモザイク加工ではな
く、動物の着ぐるみを着てカメラの前に立った。
「女性で女性が好きなレズビアン」と自身の性を認識している20代ディレクターは「み
なさん『うちの職場にはいないよね~』みたいな感じのことが多いので、おーい、ここ
にいるよ~みたいな気持ちになったりとかはあります」と日常で感じたことを吐露。ま
た、「メインはゲイ、ときどきB(バイセクシャル)やQ(クエスチョニング=性的指向
や性自認が明確ではない)になるのを感じる」という20代ディレクターは、トイレにつ
いてこのように話していた。
「パーテーションがないのがすごく気になってしまって、基本的に個室にはいるように
してます」
「(個室が)空いてないときもあるじゃないですか。オンエア前とかで行きそびれたと
きとかもあって、(スタジオの)卓の前に座りながら気もそぞろというか」
「『いろんな人がいるよね、自分はこうだけども』ぐらいの感じで、みんなが生活でき
るようになると、このジェンダーをめぐる問題も変わってくるのかな」
この動画をつくったのはNHKの報道カメラマンだ。職員へのインタビューだけでなく
、NHKの個室トイレ42カ所にアンケートを設置して調査もしている。それによれば、「
男性用トイレにサニタリーボックスがほしい」という声が6件、「性別関係なく使える
ようなトイレがほしい」という声も116件集まったという。
あえて局内の、それも、カミングアウトしていないLGBTの人たちに取材をし、それを
放送するというのは、かなりチャレンジングだし、番組づくりとして画期的とさえ言え
るだろう。なぜならば、視聴者にとって抽象的な「性的マイノリティ」ではなく、具体
的に職場や学校などで日常的に接している人たちのことを想像させるからだ。
LGBTQをめぐっては、いまだにネット上や社会生活での偏見・差別がはびこっている
のはもちろん、民放テレビ局でも相変わらず「ネタ」にして笑い者にするという状況が
なくなったとはいえない。
政治に目を向けると、自民党の杉田水脈衆院議員が月刊誌で「LGBTは『生産性』がな
い」と剥き出しの差別言辞を繰り出したり、やはり自民党の平沢勝栄衆院議員が「この
人たちばっかりになったら国は潰れちゃう」と集会で発言するなど、安倍政権はむしろ
多様性を否定するように前時代の父権主義的価値観を押し付け、LGBTQ当事者たちへの
差別を扇動すらしている。事実、安倍首相は昨年の参院選時に行われた党首討論で、「
LGBTの法的な権利を与えるというのを認めるという方」という記者からの質問に対し、
手を上げず「イエス」の意思表示をしなかった。
そうしたなかにあって、NHKという大きな影響力を持つメディアが、『紅白歌合戦』
などの番組でLGBTQをフィーチャーし、「様々なセクシュアリティと多様性を認める社
会」というメッセージを発信していることは、繰り返しになるが、この社会を改善させ
るきっかけになりうる。政治報道では安倍政権を忖度した内容ばかりが目立つNHKだが
、年末番組で見せたような取り組みには、本サイトとしてしっかり拍手を送っておきた
い。
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