[女星] モーニング娘。 新垣里沙と光井愛佳 卒業

看板JapanIdol (日本藝能 - Japanese Idol)作者 (Guang Huan)時間13年前 (2012/05/21 23:04), 編輯推噓0(000)
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モーニング娘。・新垣里沙と光井愛佳が卒業 涙混じりの「楽しかった人ーッ!!」に1万人が大歓喜 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120521-00000765-bark-musi モーニング娘。の全国ツアーファイナル公演<モーニング娘。コンサートツアー2012春 ~ ウルトラスマート ~ 新垣里沙 光井愛佳 卒業スペシャル>が、5月18日に日本武 道館にて開催された。タイトル通り、この公演を持って、モーニング娘。7代目リーダ ーを務めた新垣里沙と、メンバーの光井愛佳がモーニング娘。から卒業した。 [以下長文] モーニング娘。史上最長在籍年数となる約10年9ヶ月の間、みんなに夢を与え続け、ま た、2011年10月からは7代目リーダーとしてモーニング娘。を引っ張ってきた新垣里沙 。8期メンバーとして2006年に加入後、ここ数年は怪我と闘いながら約5年5ヶ月の期間 にわたって癒しの笑顔を届けてきた光井愛佳。そんなふたりのモーニング娘。としての 最後の姿と、新たな旅立ちの瞬間を目に焼き付けるべく、会場となった日本武道館には 約1万人が、そしてハロー!プロジェクト史上初の試みとして全国の映画館で実施され たライヴビューイングには約4000人が集結した。 開演前の日本武道館。ファン有志が紫と緑のサイリウムを入場してきたオーディエンス ひとりひとりに手渡ししていく。サイリウムという、長さ20cmもないアイテムを通して つながるファン同士の想い。そう、この日は、誰もが同じ想いを胸に抱いていた。<新 垣里沙 光井愛佳 卒業スペシャル>。まもなく、その幕が上がる── 。 客電が落ちて公演がスタートする。空から降ってくるかのような錯覚を覚えるスタンド 席からの声援と、地下から突き上げてくるようなアリーナからの声援が武道館の空中で 歓声の大瀑布を形成し、激流となってステージへと流れこむ。その奥に姿を見せたモー ニング娘。は、1万の大歓声を跳ね返すような輝きを放ちながら、アグレッシブなステ ージパフォーマンスを見せつける。9期、10期メンバーの動きにもキレが加わり、ツア ー序盤とは比べものにならないほどの一体感が生まれていた。公演ごとに急激な成長を 見せている彼女たち。しかしこの日の8人には、“成長”という言葉だけで片付けるこ とができない何かを感じずにはいられない。全力、まさにステージもオーディエンスも 全力だ。 光井愛佳、新垣里沙の映像でひときわ大きな歓声に包まれ、そして紫、黄緑と、ふたり のメンバーカラーで客席が染まるオープニングムービー。客席の全員が全員、ふたりの ファン、というわけではない。しかし、この日の1万人は(そしてきっと、全国の映画 館の約4000人も、参加できなかった多くの人たちも)、誰に指示されるでもなく一致団 結。ステージへと注がれた1万人のほとばしる感情と気迫は、ふたりの卒業を何として もこの手で成功させるんだ、というひとりひとりの強い意志の現れ。そしてそんな想い は、<モーニング娘。11期メンバー『スッピン歌姫』オーディション!!>開催と道重さ ゆみの8代目モーニング娘。リーダーを発表するためにサプライズで登場したつんく♂ プロデューサーも「みんながほんとに今日のステージを盛り上げようとするのがすっご い伝わってきて、すごく感動してしまいました。新垣が激動の10年間をともにみんなと 一緒にきたからね。みんなの愛が伝わっています。」という言葉で表現するほどだった 。 10期による「好きな先輩」や9期の「涙が止まらない放課後」、新垣里沙がソロで披露 する「秋麗」からの「笑顔に涙~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~」。そして先輩4人( 新垣・道重・田中・光井)による「シャニムニパラダイス」や、道重さゆみと田中れい なによる6期メンバーの漫才……のようなトークコーナーと、ツアーの美味しいところ をまとめた本編。光井愛佳の卒業セレモニーは、後半に差し掛かるタイミングで実施さ れた。 一面、紫色に輝く武道館。「愛佳!」という歓声に包まれて、光井がステージに入って くる。そして、卒業を前に感謝の手紙を開く。 「私は人が大好きです。話すこと、甘えることが大好きです。メンバーにも、つんく♂ さんにも、会社の方にも、そしてファンの皆さんにもきっと甘えさせて頂いてきました 。感謝の気持ちでいっぱいです。」 「リズムも歌もダンスも出来ない、そして気だるさを感じる私をモーニング娘。に入れ てくれてありがとうございます。今回のツアーも、フルで出演しなくても、光井の印象 が薄れないように。と、考えてくださり、『321ROOM』が出来上がりました。可愛がっ て育ててくれるつんく♂さんは偉大です。」 「仕事が上手くいかなくても、メンバー間が上手くいっていれば幸せなくらいメンバー が好きでした。」 光井の手紙には、感謝の言葉が並ぶ。左足の怪我は、日常生活には支障のないくらいに 完治。しかし激しい動きをすると再発する危険性があるということから、急遽決まった 新垣里沙と同タイミングでの卒業。「時期をずらしては?」という声はファンの中から も確かに聞こえた。しかし、負けず嫌いで頑張り屋な彼女だけに、このままモーニング 娘。のメンバーとして在籍させれば、きっと再び無理をしてしまうだろう。左距骨を疲 労骨折してから完治までに約1年。再度の骨折となれば、完治までにはもう少し時間が かかるかもしれない。下手をすれば完治しない可能性だってある。まだ10代の女の子、 ましてや芸能界という世界でこれからも活動していきたい女の子の未来を考えると、こ のタイミングでの卒業は苦渋の決断であると同時に、最善だった。 突然の卒業になってしまったことへのお詫びの言葉を述べる光井。しかし、自分自身で も無念だったのだろう。そんな想いは、自ら“憎まれ役”として厳しく指導していた後 輩たちへ宛てた言葉に見て取れる。 「9期10期のみんな。足が治ったら、一緒に踊りたかったし、もっと直接絡みたかった な。『教える』なんて大げさやけど、私のわかることを伝えたかった。歌って踊れる当 たり前のことが、幸せやったんやな、って今すごく思う。」 そして続く「アップとクールダウンと体のケアはしっかりしてください。いっぱいいっ ぱい素敵な笑顔で歌ってください。」に込められたのは、後輩への願い。自分と同じよ うな状況になってほしくない。同じ気持ちになってほしくない。そして、充実した、幸 せなモーニング娘。としての活動を送ってほしい。今にも溢れ出しそうになる涙を堪え 、声を震わせる光井の言葉からは、そんなメッセージが伝わってくるようで胸が締め付 けられる。 割れんばかりの「愛佳!」コールの中、メンバーひとりひとりから、光井への言葉が贈 られる。先輩の新垣と道重からは、後輩たちに対して一番大変な役目を担っていたこと を労う言葉と感謝の気持ちが伝えられる。 プライベートでも仲が良かった田中れいなとは、「愛佳!」「姐さん!」のやり取りか ら。視線を外し、感極まってしまう前に早口で、卒業しても気を使わないでたくさん連 絡してほしい、と、気持ちを伝える田中。強がりなところをすべてわかっている光井は 、そんな田中の姿を見ながら涙を落とす。 「光井さんが怒ってくれなかったら、今頃、いろんなことに気づけないままだったと思 います。(譜久村聖)」自分の時間を割いてまで指導や、微かな変化も見逃さないで声 をかけてもらっていたという9期と10期メンバーからは、「光井さん、大好きです」の 言葉が口々に飛び出す。そして光井は、9期メンバーを従えてソロ曲「私の魅力に気付 かない鈍感な人」を卒業ソングとして歌い上げた。 コンサートは後半へと加速していく。「HOW DO YOU LIKE JAPAN?~日本はどんな感じ でっか?」「TOP!」「いきまっしょい!」「やめてよ!シンドバッド」のメドレーか ら、会場を煽るMCを挟んで「彼と一緒にお店がしたい!」。最新曲「恋愛ハンター」で は、最初で最後となる光井愛佳もパフォーマンスに参加。そして「OK YEAH!」。 「ありがとうございます。お届けしていますウルトラスマート、残すところあと1曲に なりました。」 新垣の短い挨拶とともに披露された曲は、2006年11月にリリースされ、オリコンウィー クリー1位を獲得したモーニング娘。31枚目のシングル「歩いてる」。原曲とは異なり 、<歩いてる / 一人じゃないから / みんながいるから>の歌詞から始まったこの曲を 、モーニング娘。は12人で、いや武道館全員、“みんな”で歌い上げて、本編は終了し た。 「ガキさん!」コールとともに、真っ暗だった武道館には黄緑の光が絨毯のように敷き 詰められ、幻想的な空間が広がったアンコール。ステージに設置されたスクリーンには 、ファンお手製のメッセージボードが次々に映し出される。中でも「10年間楽しかった 人」の文字には、オーディエンスも大歓声。 そして、メンバーカラーの黄緑がアクセント的に使われたドレスに着替えた新垣里沙が ステージに。卒業セレモニーが始まる。目の前の情景、そしていっぱいの「ガキさん」 コール。感極まった新垣は、声を絞りだすようにして、想いを綴った手紙を朗読する。 小学生の頃から憧れ続けていたモーニング娘。に入って、あらためて気付かされた甘く ないプロの世界。そんな中で先輩たちに教えてもらったものの存在。 「それは、言葉で教わるとかではなく…何かこう一緒にステージに立つとジワーって伝 わってくるなにか…モーニング娘。への熱い気持ち、モーニング娘。を愛する『本気』 みたいなものを感じたんです。あの日以来、先輩たちの背中を見て色々なことを学ばせ ていただきました。先輩たちは今でも私の憧れです。」 加入時から憧れていた安倍なつみをはじめ、飯田圭織、吉澤ひとみ、石川梨華らモーニ ング娘。OGが座る南スタンドに目を向けながら、先輩たちへの感謝の言葉を述べる新垣 。そしてOGたちの横には、同じモーニング娘。5期として時を過ごした高橋愛と小川麻 琴、そして“GAKIKAME”の相方・亀井絵里も。 「みんな卒業しちゃって、『あー。本当にひとりになっちゃった』って淋しくなった時 もあるけど同期のみんなは卒業した後も変わらず気にかけてくれた。私がつらいときに はすぐにかけつけてくれた。いっぱい支えてくれた愛ちゃん、まこちぃ、こんこん、本 当にありがとう。」 笑顔を見せながらの一言「同期愛は不滅だね。」は、本番前になって付け加えたか、あ の日、あの場所で感じたものをそのまま口に出した彼女の素直な気持ちだろう。言葉は 現メンバーひとりひとりへと続く。 「工藤、そのハスキーボイス大切にね。佐藤、天真爛漫な笑顔サイコーだよ。石田、そ の負けず嫌いな性格でどんどん前に出ていってネ。飯窪、10期の中でひとりお姉さんだ から大変なこともあると思うけど肩の力抜いてネ。鈴木、自分を大切にね。悩みがあっ たら言うんだよ。あ、今度モノマネおしえてネ。鞘師、歌もダンスもどんどんカッコ良 くなってるよ。その調子で突き進んでね! 生田、生田は自分をコントロールできない 時があるから心配だなぁ。でも愛されるKY…近づいてると思う。この場を借りて私も生 田が大スキだよっ。ふくちゃん、そのハロプロ大スキな気持ち忘れないで、これからも いっぱい愛してネ。光井、これからは体のコトを1番に考えてゆっくり進んでいってね 。たなかっち、いつもこだわり持って突き進む姿。かっこよかったよ。さゆみん、さゆ みんとはいっぱい笑ったね。さゆみん? さゆみんの優しさに私はたくさん助けられた よ。 ありがとう。 明日からはリーダー任せたっ。」 「みんな! これからもモーニング娘。をしっかり頼んだよ。よろしくネ!」 流れる涙もそのままに、つんく♂プロデューサー、スタッフへの感謝。そして10年間、 一番近いところで応援し続けてくれた家族、孫の卒業公演を目にすることなく、3月9日 に亡くなった、最愛の“ばばちゃん(おばあちゃん)”にも。 「10年間一番近くにいてくれた家族。どんな時でも味方でいてくれてありがとね。時に はわがままも言ったけど家族の大切さを実感した10年でした。私の卒業LIVEを見ずして 天国に行ってしまったばばちゃん。これからもりさ、がんばるから…見守っててね。」 最後に、ファンに向けてのメッセージ。 「デビュー以来、たくさんの声援ありがとう。記念日の黄緑色のペンライトありがとう 。黄緑のTシャツありがとう。いっぱいのお手紙ありがとう。いっぱい歌ってくれてあ りがとう。いっぱい踊ってくれてありがとう。いっぱい跳んでくれてありがとう。いっ ぱいの笑顔と愛をありがとう。いっぱい勇気を与えてくれてありがとう。みんなが居て くれたからここまでやってこれました。」 感謝してもしきれないほどの感謝。まさにそんな気持ちを表すかのように、感謝の言葉 が並ぶ。思わず涙を拭う者、そのままに新垣の姿を目に焼き付けようとする者。ただ、 静まり返った日本武道館に、彼女の声だけが響きわたる。 「みんなの愛をいーっぱい感じた10年でした。みんなからのたくさんの愛を胸に、私は 前に進んでいきます。私は今日でモーニング娘。を卒業しますが、モーニング娘。のメ ンバーであったことを誇りに感じながら…そして誰よりもモーニング娘。のファンで居 続けたいと思います。『モーニング娘。 大スキ。』」 言葉のひとつひとつに万感の思いを込める。そして最後に「2012年5月18日、モーニン グ娘。」と口にして、一呼吸。声のトーンを上げ、「モーニング娘。7代目リーダー  新垣里沙」と見事に言い切った。 拍手と大歓声の中、新垣は「みんなありがとう!」と絶叫。そして彼女の卒業ソングは 、「Never Forget」。言わずと知れた、モーニング娘。最初の卒業メンバーとなった福 田明日香が歌い、そしてその後は卒業セレモニーの定番となった楽曲。しかし昨今では セレモニー中のBGMとして使用されており、卒業ソングとしてこの曲を持ってきたのは 、「女子かしまし物語」で<メンバーカードは今でも 私の宝物>と歌う新垣らしい選 曲と言わざるを得ない。曲の途中からは、ほかのメンバーもステージに集合し、セレモ ニーは続く。 10期メンバーの工藤から順に、新垣へ贈る言葉。涙を堪えて感謝の気持ちを伝えようと 頑張る10期。そんな姿を見つめる新垣は、まるで我が子を見る母親のような優しい表情 を浮かべる。いや、それはこの日に限ったことではない。モーニング娘。のライヴやイ ベント、動画コメントなどで9期や10期が“フレッシュな(もしくは、たどたどしい、 とも言えるかもしれないが)”言動をしている時、彼女はいつも、母親の目をして9期 10期を見守っていた。やればできると常に信じ、できた時には成長を微笑ましく思う。 そんな目をしていた。 セレモニーの中で、とりわけ大きな爆笑を誘ったのは生田衣梨奈だ。ファンの間では知 られているとおり、生田は“ガキさん大好き”。ファンクラブ会員を対象としたバスツ アーイベント<Morning Days Happy Holiday特別編 新垣里沙ファンクラブツアーin静 岡>にも、会員に混ざって参加するほどの筋金入り。言うなれば“ガキさんヲタ”だ。 そんな彼女から、新垣への言葉。「Never Forget」の段階で、すでに生田は号泣してい たことなどから、どんな感動的な場面へと変わるのか、誰もが期待していた。 「えっと、これまでにいっぱいお手紙とか出したんですけど、出したんですけどって、 書いたんですけど……新垣さん推しって言い出したのは、『リボーン~命のオーディシ ョン~』の新垣さんのジャンヌ・ダルクを見てからで、最初は生写真からはじまったと ころが、今ではバスツアーに行くくらいになったり、「(女子)かしまし(物語)」の 歌詞にあるように<大好き過ぎてもいいですか>って歌詞は衣梨奈にしか歌えない歌詞 だと思っています。」 感情の昂りと嗚咽と涙が混ざって、冒頭からすでに彼女が何を言っているのかよく聞き 取れない。ただ、「ガキさんが大好き!」という気持ちだけが、これでもかと伝わって くる。そして、ここからさらに生田の新垣への想いは膨張し、膨張から暴走へ。 「そして、これからもずっと永遠に新垣さんを激単推しで行きます! そして『新垣さ んを応援する会』をさらに広げていき、会長として頑張りたいと思います。そして、新 垣さんがいなくなってしまったら、(メンバーカラー)黄緑がいなくなってしまうので 、もし黄緑が決まりそうになった時は、衣梨奈が黄緑を受け継いで、新垣さんの今、モ ーニング娘。にある気持ちを受け継いでって、モーニング娘。が大好きって気持ちをず ーっと残していきたいと思います。新垣さんが大好きで大好きで大好き!大好き!qw せdrftgyふじこlp;@」 最後は「大好き!」と叫びながら新垣のもとに飛び込んでいく生田。あまりのことに驚 いた新垣は、人が生命の危機を感じた時の本能として、踵を返して生田から逃げようと する。ほんの10分くらい前に新垣自ら読んだ手紙の「生田は自分をコントロールできな い時があるから心配だなぁ。」と、いう不安が、こんなにも早く的中した、というべき か。かくして「新垣里沙 危機一髪。卒業セレモニーに“熱狂的女性ファン”乱入!」 という見出しが翌日のスポーツ紙の一面を踊りそうな出来事に、誰もが唖然とし、そし てこの“前代未聞の珍事”に爆笑した。 ハロプロ大好きっ娘の譜久村聖は、最後のお願いとして懐かしの「まゆげビーム」をリ クエスト。光井愛佳からは、数年前、移動中に隣りの席になった新垣に対してしつこく 話しかけすぎて、それ以来、隣になったことがなかったというエピソードを話し、オー ディエンスはもちろん、田中れいなや道重さゆみも爆笑。そして、「ガキさんとはです ね、まぁギクシャクした時期もありましたし、ほんとに、1年間くらい会話をしないと いう時期も、実はありました。」という、今だから話せる思い出話で会場を驚かせた田 中れいな。 道重さゆみは、「ガキさんとは…」と、涙で言葉が詰まる。思えば、普段は完璧な“毒 舌キャラ”の道重が、唯一、それを忘れてしまうのが卒業セレモニー。彼女からは、「 モーニング娘。のことが大好き。後輩のことが可愛い。心配。だけど信用しているって 、まっすぐ過ぎるくらいの眼差しでいるガキさんが、ホントに大好きです。ガキさんが 大好きなモーニング娘。は、これからは、私たちが頑張っていきますので、見守ってい てください。」と、新リーダーとしての決意も聞くことができた。 「みなさん本当に、どうもありがとう! モーニング娘。最高ーッ!」 新垣のシャウトから流れてきたのは、懐かしのライヴ盛り上げ曲「Happy Night」。こ の曲も「Never Forget」も、どちらもシングル「Memory 青春の光」のカップリング曲 。本人セレクトかは定かではないが、この曲を自身の卒業公演に持ってくるというのも 、モーニング娘。に憧れた新垣らしい。 そして<新垣里沙 光井愛佳 卒業スペシャル>のラストナンバーは、もちろん「涙ッチ 」。ここ最近の卒業公演で歌われてきた楽曲をみんな心ひとつに、<溢れ出るその感動 を / 止めちゃダメさ>と大合唱。光井愛佳と新垣里沙の卒業公演はクライマックスに 達した。 すべての曲が終了し、右端から左端まで移動しながら手を振って、一旦はステージを降 りた新垣と光井。しかし鳴り止まない大「愛佳!ガキさん!」コールに、もう一度ステ ージイン。「発表して2週間なかったんですが、みなさん、納得して、そして心の整理 をつけてくれて、本当にありがとうございました。」と、ファンに感謝する光井愛佳。 そして「10年間、モーニング娘。でやってきて、大好きだったモーニング娘。に加入し て活動してきた10年間、ほんとに幸せでした。そして、今日は、モーニング娘。人生の 命を思う存分燃やし尽くすことができました。ありがとうございました。これからも変 わらず、モーニング娘。を愛してください。よろしくお願いします。」と、自分が抜け た後のモーニング娘。にも変わらぬ愛情をお願いする新垣里沙。 ふたりは、再度、すべてのオーディエンスに応えるかのように手を振り、満足そうな笑 顔を見せる。そして、新垣里沙は両手を広げ、オーディエンスからのめいっぱいの愛を 受け止め、そして叫んだ。 「楽しかった人ーッ!!」 地鳴りのように沸き上がる1万人の大声援。その声に包まれて、ふたりはステージを降 りた。   ◆  ◆  ◆ 光井愛佳は、ステージ上でもリーダー・新垣里沙への配慮を見せるなど、最後の最後ま で愛佳らしかった。それはきっと、彼女が周りのことをよく見て、自分の立ち位置を把 握できる人だったから。同時に、彼女が負けず嫌いでもあったから。志半ばで残念なが らモーニング娘。を離れていかなければならなかった光井。だからこそ、この公演この ツアーは、最後の最後まで“モーニング娘。の光井愛佳らしく”いたい。そんな気持ち が伝わってきた。なお、彼女は卒業後もハロー!プロジェクトに在籍し、ハロプロメン バーとして活動する。 新垣里沙は、大好きなモーニング娘。を完全燃焼していた。最後に見せた一点の曇もな い、実に満足そうな表情。彼女はこの日、約10年間活動し、愛し続けたモーニング娘。 をやりきった。一生懸命、完全燃焼。 その道のりは、決して楽しいことだらけではなかった。辛いことのほうが多かったかも しれない。“ファン”という名の免罪符とともに、心ない言葉をぶつけられ、胸を痛め たこともあった。体が悲鳴をあげていた時も、フラフラになりながらステージに立った 日もあった。我々は、ステージ上でスポットライトが当たっている、いつも笑顔な彼女 の姿しか知ることはないが、その笑顔の裏には数多くの涙もあったはず。それでも新垣 里沙は、ステージに立つことをやめなかった。 <歩いてる / 一人じゃないから / みんながいるから> 新垣はひとりではなかった。みんながいた。いや、新垣だけでなく、モーニング娘。に はみんながいた。それは“娘。の伝統”とも言われる、先輩から後輩までの絆。つんく ♂プロデューサーはじめ、陰で彼女たちをバックアップし続けるスタッフや家族。そし ていつだって背中を押してくれた、愛と笑顔と涙と勇気をくれるファン。そんなみんな がいるからこそ、モーニング娘。は、これまでも歩き続けてきたし、そしてこれからも 、歩き続ける。 高橋愛がリーダーを務めた8人体制時のモーニング娘。は、「最高の8人」と呼ばれた。 そして、2012年5月18日の日本武道館公演終了後には、新垣をリーダーとする12人のこ とを「最高の12人」と表現するファンもいた。 高橋愛と新垣里沙。このふたりがモーニング娘。のトップにいたことで、今の“最高の ”モーニング娘。が生まれたのは明らかだ。思い返せば、このふたりは、タクトを振る う指揮者の右手と左手のような存在だった。たとえばステージで、冷静で完璧なパフォ ーマンスをみせていた高橋愛と、激しく大きな動きでライヴごとにパッションをぶつけ 、オーディエンスのボルテージをこれでもかと引き上げていた新垣里沙。それは指揮者 の冷静にリズムを刻む右手と、各パートを情熱的に煽る左手の関係。そしてこのふたつ があってこそ、オーケストラは人の魂をも揺さぶる最高のシンフォニーを奏でることが できる。 以前、高橋愛から新垣里沙へとリーダーが移ったことでモーニング娘。内で雰囲気など の変化はあったか、と、9期メンバーに訊ねたことがあった。メンバーからの答えは「 高橋さんがリーダーの時から、高橋さんと新垣さんふたりでモーニング娘。を引っ張っ てくれていたから。」と、新垣リーダー体制になっても大きな変化はなかったそうだ( もちろん、10期の加入など、リーダーの変更以外の要因もあるので、まったく同じ、と は言えないだろうが)。 そんなモーニング娘。において新垣里沙の卒業は、すなわち高橋愛から続いた“現体制 ”の幕引きを意味する。しかしそれはモーニング娘。の終わりなのか。いや、新しい時 代の幕開けでしかない。 次のリーダーは道重さゆみ。道重は、高橋×新垣のように、同期・田中れいなとともに モーニング娘。を引っ張っていくことになるのか、それともその強烈なキャラクターと 頭の良さで、圧倒的なリーダーシップを発揮していくのか。いずれにしても、次のモー ニング娘。は、これまでとは違う。新しい進化を見せてくれる。 客電がついてからも続いていた「娘。最高!!」の大声援。それは、まさに今、生まれん とする新たなモーニング娘。の胎動のように、日本武道館を揺らし続けていた。 text and photo by ytsuji a.k.a 編集部(つ) -- ※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc) ◆ From: 61.62.47.192
文章代碼(AID): #1FkbbwxX (JapanIdol)
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