[分享] 「How's it Going?」樂評
どう熱唱しても涼しく響くボーカルと、破壞力は大きくとも射程距
離は短いバズーカ砲のごとくのラップ。この2つが嵐の音樂を形成
する上での支柱でありいわば個性という名の持ち味であったわけだ
が、その部分を殘しつつもハイクォリティ路線にシフトした前作に
よって實は全方位にソツがないことを証明してしまった感のある彼
らである。ならば“新しい個性”を生むために次作では作品の完成
度をさらに上げてくるだろう、薄々期待はしていたがまさかここま
でとは。
1曲目の「とまどいながら」のオーヴァーチュアから、ここに置く
しかなかったであろうラストの「PIKA☆NCHI」でフィニッシュを迎
えるまで、いわゆるつま先からテッペンまでの流れがとにかく完璧
。R&B調ありディスコ調ありメロウなバラードありイキのいいラテ
ン‧ナンバーありと曲調はさまざまながら全体をスタイリッシュに
コーティングしてあるため統一感もある。各樂曲はいわゆるJ-POP
的まやかしインパクトは薄いものの、曲もアレンジも練りは充分。
生音をふんだんに使ったナンバーの彫りの深い演奏も秀逸だ。ジャ
ニーズの中でも樂曲の選擇基準の嚴しさはSMAPと互角、もしくはそ
れ以上か。
そんな贅澤な樂曲と對峙する嵐。天然の湧き水のような聲の持ち主
‧大野は技巧に走ることなく音樂面での看板としての責務を忠實に
まっとう。氣だるくクールなナンバーは彼なくしては語れないほど
の見事なハマリ具合である。加えてややぶっきらほうな歌ながらメ
キメキと頭角を表し始めた松潤のボーカル‧パートでの大躍進ぶり
と、トータル‧バランスとコンセプトを優先させたかのような櫻井
のリキミ50%カットのラップも特筆すべきだろう。
シングルの大ヒットを待たずして、前作からの期待にたがわぬ秀作
を作ってしまった嵐&J-Storm。器用貧乏のレッテルを貼られる前に
いつそのことアルバム‧アーティスト(カッコいいぞ?)になってし
まえばいいとも思うが‧‧‧そうもいかないよな。
( Hayashi 2003/07/11 )
http://www.ongakudb.com/search/index.cfm?fuseaction=p_view&pkgc=00000504861
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◢ 嵐how's it going
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