[情報] 『bounce』誌 317号
看板AmuroNamie (安室奈美惠)作者namieamuroma (PAST < FUTURE)時間16年前 (2009/12/17 10:41)推噓0(0推 0噓 1→)留言1則, 1人參與討論串1/1
未来の過去に過去がある。過去がなければ未来もない。だけど、未来は未来にしか存在
しないのだ。だから『PAST<FUTURE』。アムロも安室も振り向かないぜ!
文/猪又 孝
過去は振り返らない
絶対王者でありながら常に挑戦者──そんなストイックな姿勢が、実は彼女の活力源で
あり、そのチャレンジをひょいとやってのけるフットワークの軽さが、彼女に対する憧
憬を生み、それがまた彼女を王者たらしめるのだと思う。モンスター・ヒットを記録し
た『BEST FICTION』の反響が大きかったからこそ、それを「振り切りたかった」という
安室奈美恵の『PAST<FUTURE』。自分の写真を破った大胆なジャケットで登場したこの
ニュー・アルバムを作るにあたり、彼女が自身に課したテーマは〈新・安室奈美恵〉。
『BEST FICTION』で彼女が示したクリエイティヴィティーにまだまだ世の中が追いつい
ていないのに、もう彼女は次への一歩を踏み出そうというのだ。
その心理を象徴するのが、リード曲の“FAST CAR”。今回のアルバムは、これまでの
R&B/ヒップホップ路線が影を潜め、ビートというよりメロディー、クールさよりも明
るさの際立つ曲が多く並んでいるが、“FAST CAR”はまさにその変化を物語る仕上がり
だ。オールディーズというか、キャバレー・ジャズというか、超アップデートされたバ
ーレスク・ミュージックとでもいうか。そんなレトロな雰囲気を持つ曲である。
「そのレトロな雰囲気が好きで選んだ曲なんです。いまだからこれがいいかなって思
ったんですよ。いま世の中に流れてる音楽のなかにこの曲が入ったときに、ハイテクな
ものに囲まれたアナログ感みたいなのが凄く新鮮なんじゃないかなと思って。だから最
初に聴いてほしくて1曲目にしたんです」。
同曲の作詞は、“So Crazy”のラップ詞を書いていたTIGERが担当。彼女がフルに歌
詞を書くのは今回が初だ。
「TIGERさんの歌詞はツボを突いてくるんです。強さも描きつつ、〈男の子をちょっ
と焦らして遊んじゃってる〉みたいな感じがあって。“FAST CAR”は〈もうあなたは私
のモノよ〉的な、そういう挑発してる感じをさらっと歌ってて、大人っぽい遊び心があ
る恋の歌になったと思います」。
前オリジナル作『PLAY』のプロデューサーはT.Kura&michicoとNao'ymtの2組のみだっ
た。が、その彼らは今回3曲ずつを担当するに止まり、残りの半分はTIGERのような新顔
のクリエイターで制作されているのもポイントだ。例えば、久しぶりのバラードとなる
“The Meaning Of Us”はU-Key zone&MOMO“mocha”N.、「詞の世界観に等身大の自分
がついていけるか、少し照れましたね」というスウィートなラヴソング“MY LOVE”は
HIROという、新進気鋭の2組によるもの。また、“LOVE GAME”ではDOUBLEを作詞家とし
て起用するという業界初の試みもなされている。
「“BLACK DIAMOND”でお仕事をさせてもらった時にDOUBLEさんの物作りに対するこ
だわりを凄く感じて、DOUBLEさんだったらこの楽曲に格好良い詞を書いてくださるんじ
ゃないかと思ってお願いしたんです。新しいプロデューサーの方とは初めてだからお互
い手探りな感じで、チャレンジと言えばチャレンジでしたね。自分が思ってる楽曲のイ
メージもあるし、その方がやりたいものもあるでしょうし。でも、あえて私はそこに飛
び込んでいきたかったんです」。
未来へ繋がる流れ
本作のフレッシュさは新顔の彼らが担い、T.Kura&michicoとNao'ymtは安室サウンドの
ルネッサンスをより高次元で追求。T.Kura&michicoのアイデアでラップ・グループの
DOBERMAN INCを起用したというアッパー・チューン“FIRST TIMER”は、複数のフック
を1曲に組み合わせたようなマジカル・ポップ。DOBERMAN INCの超高速ラップも抜群の
味付けになっている。
「これは他の曲のレコーディング中にmichicoさんとKuraさんが聴かせてくれたトラ
ックで。アルバムで最後に録った曲で、ジャケットのコンセプトなどをmichicoさんに
伝えて作って頂いたので、タイトル曲といえばタイトル曲かもしれないですね」。
さらにNao'ymtによる“Defend Love”は、シングル曲“Dr.”の続編というイメージ
で作られたミュージック・ビデオのアイデアが先にあって制作されたというスペイシー
なナンバー。T.Kura曲もそうだが、本作でこの2人が作った曲は、R&B/ヒップホップに
始まり、ポップス、ロック、ハウス、果てはクラシックまで、ありとあらゆるサウンド
が混合されていて完全にジャンル分け不能、別次元のJ-Popとなっている。しかも、こ
の曲のミュージック・ビデオでは、アニメ「機動戦士ガンダム」とのコラボが実現。曲
のテーマも〈戦争反対〉とスケールが大きい。
「争いからは何も生まれませんよ、ということですね。〈ガンダム〉自体、大きいメ
ッセージを持った物語だから、ちゃんと深いメッセージを持った曲にしたいなって思っ
ていて。映像もかなり真面目に作っていて、観ると感動すると思います」。
歌詞も曲調も振り幅がある本作を作り終えてみて、彼女は「『STYLE』に似てる印象
がある」と言う。なるほど、『STYLE』はSUITE CHIC後1発目のアルバムで、これから安
室奈美恵として何をしていくか?というリスタート感が強い作品だった。
「今回は『STYLE』の時と似た緊張感はありますね。〈初めて感〉が満載だから、み
んなどんな反応をしてくれるんだろう?って。聴きやすいなって思う人も、進化したな
って感じてくれる人もいるだろうし。『PLAY』と『BEST FICTION』っていう濃い作品が
続いた後ですからね。そうやって評価が分かれる時もあれば、そうじゃない時もあるけ
れど、私の場合は、作品の最終段階がライヴなので。最終的にツアーで皆さんの心を掴
めれば、アルバムもOKだったんだろうし、ライヴもOKだったんだろうし、ってことにな
るのかなって。で、そのすべてが2010年以降の流れに繋がってくると思ってるんですよ
ね」。
『STYLE』の時には不安に苛まれながらも自分のやりたいフィールドに飛び込み、そ
のスタイルを突き通して、結果、『BEST FICTION』で多くの人々の心を掴んだ安室奈美
恵。「今回も自信は作っていると言えますから」と胸を張る彼女の眼差しの先にはきっ
と眩い未来像が見えているはずだ。『PAST < FUTURE』に並んでいるのは、彼女が求め
る次代のポップスの片鱗たち。王者の挑戦はいつだって僕たちをワクワクさせてくれる
。
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『Past<Future』のヴィジョンを音で体現した多彩な顔ぶれを紹介するよ!!
文/出嶌 孝次
本文にもあるように、今回の『Past<Future』は最先端のR&B~アーバン志向を漲らせ
ていた過去数作と比べれば、冠ナシに〈ポップス〉と呼びたいカラフルな内容に仕上が
っている(ただ、世界的にR&B自体が旧来型の〈ポップス〉を取り込むムードにあるの
で、そういう意味では今作もメインストリームのR&B志向を前へ進めたものだと言える
)。その担い手を順番に探っていこう。
まずは海外勢だ。オープニングの“FAST CAR”を手掛けたノルウェーのDサイン・ミ
ュージックは、ヨーロッパを中心に楽曲を提供するプロデューサー/ライター集団で、
クライアントもアロハ・フロム・ヘルから少女時代まで実に幅広い。それはカナダのSA
トラックワークスにも言えることで、彼らはラウラ・パウジーニやステイシー・オリコ
、タタ・ヤン、そして東方神起らの躍進に貢献してきた息の長いチームだ。“Bad
Habit”を手掛けたランダム・ミュージック(スウェーデン)の面々はショーン・デス
マンなどのR&B仕事でも記憶されているが、このようにさほど名前の立っていない世界
中の職人が並ぶ様子を見れば、逆に楽曲そのものの水準だけが安室のなかで優先されて
いるのもよくわかる。もはや名前でクリエイターを選んだりするような地平に彼女はい
ないのだ。
そういう意味では日本勢にも注目だろう。“Steal my Night”にはJUJUや西野カナに
特大ヒットを授けた売れっ子のJeff Miyaharaが起用されているものの、ここでのマナ
ーは比較的〈PAST〉を意識したものだったりするのかも。一方で、イマっぽさが顕著な
“MY LOVE”をプロデュースしたのはまだ20代前半だという新鋭のHIRO。倖田來未の名
曲“TABOO”を手掛けて一部で注目されていた彼だが、それ以降はBoAの“Best Friend
”や後藤真希のプロジェクトなど関連作品を急増させていて、今後の躍進にもますます
期待できそうだ。
さらに、この後の展開という部分で注目すべきなのはU-Key zoneか。これまで山田優
や宏実らを手掛けてきた彼もアーバン通過後のポップネス確立を担うひとりで、最近は
ソングライターのMOMO“mocha”N.と組んで青山テルマや三浦大知の作品に良曲を投下
。今回の安室にはオーセンティックなバラードの“The Meaning Of Us”(MOMOの詞が
素晴らしい!)を提供する一方、全曲を任された黒木メイサの新作『ATTITUDE』では引
き出しの多さも開陳済みである。多種多様なメンツが触発し合うことでポップ・ミュー
ジックのおもしろさが進化/拡張されていくのだとしたら、『Past<Future』こそがま
さにその実験場なのだ。
http://www.bounce.com/interview/article.php/5691/0/
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※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc)
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12/17 22:10, , 1F
12/17 22:10, 1F
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