[新聞] 「マイティ・ソー」天海祐希&浅野忠信が
「マイティ・ソー」天海祐希&浅野忠信が登壇「ホーガンが切られてなくてよかった」
2017年10月26日 20:48
「マイティ・ソー バトルロイヤル」の吹替版完成披露試写会が、本日10月26日に東京・TOHOシネマズ 新宿にて開催され、天海祐希と浅野忠信らが登壇した。
本作は、アベンジャーズの一員として知られるソーの戦いを描く「マイティ・ソー」シリーズ第3弾。故郷アスガルドを攻撃した死の女神ヘラに立ち向かうべく、ソーがアベンジャーズの盟友ハルク、宿敵である弟のロキらと即席チーム“リベンジャーズ”を結成する。クリス・ヘムズワースがソーを演じ、タイカ・ワイティティが監督を務めた。
まずは、ケイト・ブランシェット扮するヘラに声を当てた天海がステージへ。天海は「最強で最悪、そしてもっとも美しいヘラの吹替を担当して、なかなかあんなセリフを人様には言えないのでとにかく楽しかったです」と過激なセリフを振り返る。現地時間10月10日に米ロサンゼルスにて開催されたワールドプレミアにも出席した天海は、大ファンであるブランシェットと現地で対面。そのときの会話を「『1月にブロードウェイまで舞台を観に行きました』とお話ししたら、喜んでくださった」と笑顔で回想する。役どころに関しては、ネタバレを回避しつつ「ヘ윊暲藱Pうしてあそこまで復讐に燃えるのか。どうしてもヘラの心情に寄り添ってしまうんですが、そりゃ復讐したくなるよね!」と意味深に話した。
このイベントでは「バトルロイヤル」というタイトルにちなみ、格闘技界からの特別ゲストも参加。マーベル作品が大好きだというK-1選手の武尊と、元大関の把瑠都が、それぞれソーとハルクのコスプレで会場に駆け付けた。司会から「ハルクさん」と呼ばれた把瑠都は「違うよ。把瑠都だよ」と冷静にツッコミながら、「ヒーローが出てくる映画が大好き。この映画を観て、子供みたいな気持ちになった。ワクワクドキドキして最高にいいエモーションでした。(ハルクに)なりたくてなりたくて、朝起きたらこうなってたんです」とジョークで観客を笑わせる。2
人から「怖かった」と声の演技を絶賛された天海は、「とてもうれしいです。ケイトさんのお芝居を邪魔しないように、なるべく寄り添って吹き替えることができたらと思っていました。あとはマーベルファンの皆さんに受け入れてもらえたらいいな」と真摯に述べた。
ここで、吹替版のヘラとホーガンの戦闘シーンがスクリーンでお披露目に。ホーガンを演じ、自らの日本語版の吹替も担当した浅野がステージに現れる。天海と同じくブランシェットのファンである浅野は「台本をいただいて、『ヘラは誰がやるの?』って聞いたらケイトと聞いて。『えっ!?』と驚きましたが、もう、すっごいうれしかったですね」と感動を明かす。完成版を観た感想を聞かれると「(出演シーンが)切られてたらどうしよう、ホーガンがいなくなってたらどうしようと思ってたんです。でもちゃんといたのでうれしかった」と安堵の表情を浮かべた
。
さらに浅野は、自身の吹替について「現場のテンションを知ってるから、つい『監督はこう言ってました!』とか言っちゃうんです。でも声優さんには声優さんのルールがあるみたいで、それにならわないと僕だけ違う方向に行っちゃう。『あいつの声優は下手すぎて話にならない』って言われないように、今回は気をつけました。Twitterで散々書かれちゃうから(笑)」とぶっちゃけ、自然な演技よりもハキハキとした話し方を心がけたと明かした。
最後に天海は、これから作品を鑑賞する観客へ「とにかく面白いです! どこを観てもワクワクします。最後はスカッとした気持ちで映画館をお出になると思います」と語りかける。浅野は「何しろ今日は、遠慮なく観ていただきたい! 声出してもいいし、ポップコーン食い散らかしてもいいし、携帯鳴らしてもいいので、好き放題に楽しんでいただければ!」と宣言し、慌てた司会から「駄目です!」とツッコまれていた。
「マイティ・ソー バトルロイヤル」は、11月3日より日米同時公開。
http://natalie.mu/eiga/news/254317
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