[新聞] 天海祐希を殺したのは? ドラマ「私という名の変奏曲」の見どころを原作から探る
天海祐希を殺したのは? ドラマ「私という名の変奏曲」の見どころを原作から探る
エキサイトレビュー 2015年10月1日 11時00分
ライター情報:島影真奈美
世界的なトップモデルが死体で見つかり、体内から青酸カリが検出される。
捜査が始まって早々に、元恋人が容疑者として浮上。その後も続々と容疑者が増えてい
く。
しかも、なぜか全員が揃って「殺したのは自分」と信じ込んでいるのだ。
死体はひとつ、犯人はたくさん。一体、何がどうなっているのか。
10月2日(金)よる9時から放送の金曜プレミアムスペシャルドラマ「私という名の変奏
曲」(フジテレビ)。原作は直木賞作家・連城三紀彦の同名小説。恨まれ憎まれて死ん
でいく美貌の主人公・美織レイ子(みおり・れいこ)を天海祐希が演じる。初の実写化
となる本作品の見どころを原作と予告動画から探ってみたい。
ドラマ「私という名の変奏曲」(フジテレビ)より
見どころその1:身長171cmの天海祐希が演じる“東洋の小さな真珠”
今回のドラマの台本を読んだ感想を聞かれ、天海祐希はこう答えている。
「役柄的に私に合わないのでは、と思ったんですけど、いや、役柄だから楽しくやれば
いいんじゃないかと思いました。ずいぶん年齢もさばを読んでいますが(笑)」(広報資
料より)
それもそのはず、原作のレイ子はトップモデルではあるものの、年齢はひどく若い。《
人気と美貌が、まだ二十三歳だという小娘をこうも奢り高ぶらせるものかと、道子は陰
で溜息をついた》と、家政婦を日々、ウンザリさせている。
《私はいつも小さなものに喩えられる》《フランスの有名なデザイナー、ルネ・マルタ
ンは私を“東洋の小さな真珠”と呼んだし、去年の春「ライフ」は夜に煌めく小さな雫
と書いた》というレイ子の外見も、天海のスラッとした長身のイメージとはだいぶ違う
。
一方、《冷ややかな微笑の似合う顔と、舞うようにしなやかな身のこなし》など、天海
を彷彿とさせる記述もある。原作のヒロインにどこまで寄りそうのか。今年47歳になる
天海祐希が何歳の“レイ子”を演じるのかも気になるところだ。
ドラマ「私という名の変奏曲」(フジテレビ)より
見どころその2:ひと癖もふた癖もある犯人候補たち
「この人が犯人かと思いきや、じつは真犯人が……!」のどんでん返しはサスペンスド
ラマの定番。それにしても、本作品は犯人候補が多い。レイ子との確執もバラエティに
富んでいる。
■笹原信雄(大病院内科部長):段田安則
レイ子の美しさに心を奪われ妻子と別れてレイ子と婚約する。しかし数カ月後、レイ子
から一方的に婚約解消される。その結果、病院も追われ、妻子にも去られることに。で
も、レイ子が忘れられずにいる。
■沢森英二郎(アパレルメーカー社長):遠藤憲一
レイ子を自社のイメージキャラクターに起用。CM契約をたてにレイ子と関係を持つ。やがて粉飾決算の裏帳簿の存在をレイ子に知られ
て脅迫されることに。
■間垣貴美子(デザイナー):夏木マリ
レイ子を最初に見出したデザイナー。アイディアが枯渇して行き詰まったとき、自らの
師である“ファッション業界の長老”のデザインを盗用。そのことでレイ子に脅されて
いた。
■浜野康彦(内科医・笹原の部下):市川猿之助
笹森の病院で部下として働いていた内科医。逮捕直前の笹森がいる潜伏先に呼び出され
、レイ子に殺意を抱いていた6人の人物について話を聞く。笹森の意向を受け、6人の
容疑者に「お前が犯人だと知っている」と脅迫電話をかけることに。
■北川淳(カメラマン):生瀬勝久
レイ子を最初に発掘した人気カメラマン。撮影で訪れた南仏の海岸で海水浴客を事故で
死なせてしまう。その瞬間が偶然写っていた写真をレイ子に奪われ、それをネタに脅迫
されていた。
■池島理沙(モデル):緒川たまき
モデル仲間で、ライバル。出会った当初は仲が良かったが、レイ子が世界的デザイナー
のショーに抜擢されたことで関係が悪化。ショーへの出演を妨害し、レイ子の憎悪の対
象となる。
■高木史子(音楽プロデューサー):若村麻由美
レイ子にCDのリリースを持ちかけ、拒否されたにも関わらず、騙してデビューさせてし
まう。レイ子は激怒。じつは、声を世の中に出したくなかったのには、ある理由があっ
た。
劇中で、天海祐希演じるレイ子は笹原(段田安則)「私を殺したいと思ってる人間がい
るの。6人いるのよ」と訴える。でも、レイ子側の憎悪もすさまじい。
「あなたはCM契約をたてに強引に私を抱いた!」
「あなたと沢森に強引に抱かれるうちに、わたしは体の芯まで汚れてしまった!」
「大切なショーに出られなかった!」
と責め立てるレイ子の姿は狂気じみている。原作にも、犯人候補となる人物たちをなじ
るシーンは登場するが、天海祐希版の凄みは圧巻。
見どころその3:美織レイ子が抱える闇
原作では、レイ子がなぜ、“殺したいほど憎まれ、憎んでいるのか”が語られる。その
様子は、不平不満のすべてを誰かのせいにしているだけのようにも見えて、
ややウンザリもする。ところが、物語が進んでいくにつれて、レイ子の印象がどんどん
変わっていく。高慢ちきな小娘と、欲得づくの大人たちという構図も、美容整形の動機
も当初想像していたものとは全然違う。レイ子の思惑に手を貸す人物の動機にも驚かされる。
あのビックリ箱のような展開を、今回のドラマではどう表現するのか。
独自の捜査を進める刑事を演じるのは玉山鉄二。
ドラマ「BOSS」シリーズでは、天海の部下を演じた玉山が、レイ子の闇を追いかける。
人間関係はもつれて絡んでグシャグシャ。「こいつが犯人! ……ちがうのか!!」を何
度も何度も楽しませてくれそうです。
(島影真奈美)
http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20151001/E1443668063435.html?_p=2
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