[新聞] 広島バルト11で舞台挨拶
ゲキ×シネ最新作『蒼の乱』の舞台挨拶で、天海祐希さんが来広!
ゲキ×シネ最新作『蒼の乱』は、昨年春に東京・大阪で上演された劇団☆新感線の舞台
を映像化したもの。平安時代中期の「平将門の乱」を新解釈で描いた壮大な歴史ファン
タジーを20台以上のカメラで完全収録。ハリウッドで活躍している世界トップクラス
のサウンドミキサーによるレコーディングでさらに磨きをかけ、ゲキ×シネ史上最高傑
作に仕上がっている。その『蒼の乱』が全国38スクリーンで封切られたのを記念して
、主演女優・天海祐希が来広。広島バルト11で舞台挨拶が行われた。
劇団☆新感線の舞台への出演は、2003年『阿修羅城の瞳』、2010年『薔薇とサ
ムライ~GoemonRock OverDrive』に続いて3度目ですね。「次に出るなら、体力のある
うちに“いのうえ歌舞伎”に出たい!」とお話されたのが、今回の事の発端のようです
が…。
劇団☆新感線の舞台は、パワフルですからね。50も近いですから、体力的には大変で
したよ。でも、体力の衰えは、気力でなんとかすることができたりするんですよね。劇
団☆新感線は、そんな人ばっかりです(笑)。だから、疲れたとか言ってられませんが
、正直しんどかったですよ。公演期間も長いし、上演時間も長い。最初は、3時間40
分ぐらいありましたからね。途中の休憩を入れたら4時間ですよ。舞台初日が明けてか
ら、ちょっとずつセリフやシーンがカットされていき、最終的には3時間20分ぐらい
にまとまりましたけど、激しい戦乱ドラマですからね。大変でしたよ。いま見返すと、
もうちょっとできたかな~とも思いますが、1年前の私はこれが精一杯だったと、懐か
しく思いますね。あ、映画は2時間40分ぐらいに編集してあるけれど、一発勝負で撮
っている映像ですからね。スローモーション的な加工をしているところはありますけど
、スピーディーな立ち回りも、早送りをしているわけではありません。そのあたり、く
れぐれも誤解しないでくださいね。
「新入社員の理想の上司」アンケートで6年連続トップに君臨する天海さんが、このた
びの舞台で座長を務められたわけですが、稽古場の雰囲気はどんな感じでしたか。
座長とか、そんな恐ろしいこと、言わないでください。皆さんが私のことを、『蒼の乱
』で演じた蒼真のように、芯の強いシャキッとした女性として見てくださっているのは
とてもありがたいことなので、そのまま騙されていて欲しいと思いますが、実際はそん
なことないんですよ。座長とは名ばかりで、何もできなかったんですから。でも、共演
の皆さんは、本当に素晴らしい方ばかりで、そんな私を支えてくださいました。たとえ
ば、平幹二朗さんは、俳優歴50年以上のキャリアで、まさに“レジェンド”ですよ。
この舞台のとき、ちょうど80歳だったそうですが、そんな年齢をまったく感じさせず
、誰よりも大きなオーラで、舞台上でカッと睨まれると、動けなくなるような感じでし
たね。先だて、ゲキ×シネの公開にあたって、1年ぶりにお目にかかったわけですが、
ますます若くなられていて、こんなに素敵な方とご一緒させていただけたのかと、本当
にありがたく思いましたね。
蒼真が愛した将門小次郎を演じた松山ケンイチさんとは初共演だったようですが…。
将門小次郎を演じた松山ケンちゃんは、これが舞台2作品目だったそうです。お稽古場
では「僕は毎日、楽しいです!」と、いつもガハガハ笑っていたんですけど、それは彼
の嘘だったみたいで。自分の舞台経験が誰よりも不足していることを心配して、実はす
ごく悩んでいたそうです。でも、ケンちゃんはお稽古場ではそんな素振りを全然見せな
くて。私たちは、ケンちゃんのキャラは小次郎そのものだとほのぼの見ていたわけです
が、それぐらいケンちゃんに小次郎はハマリ役だった。ケンちゃんも小次郎も、いい意
味で都会的ではない。いい意味で田舎っぽいところが魅力的なんですよ。蒼真としては
まっすぐ過ぎる小次郎に対してイラッとすることもあるけれど、それが小次郎の愛しい
ところ。最後は皆さんもそんな小次郎に涙すると思いますね。ちなみに、私が一番好き
なシーンは、『蒼の乱』という題字をバックに、ケンちゃんと2人で何もない舞台を歩
く場面。流れ星が降り注ぐ中、希望に燃えた目で空を見上げるシーンが、2人のこれか
らの人生を暗示しているの。
役者の目線までクローズアップで見るころができるのも、ゲキ×シネの魅力ですね。
劇場最前列のお席でなくても、舞台に立つ役者の表情から息づかい、汗や涙まで、クロ
ーズアップの迫力映像で楽しめるのが、ゲキ×シネの魅力ですね。いつもクールで妖艶
な早乙女太一くんが、この舞台ではオチャメでカワイイところを見せてくれますし、そ
のあたりも楽しんでいただけたらと思います。太一くんと言えば、弟の早乙女友貴くん
との兄弟対決も見逃せませんよ。劇団☆新感線の橋本じゅんさんの突き抜け方もハンパ
ないですし、高田聖子ちゃんと親友の役でお芝居できたのはすごく嬉しかった。見どこ
ろを言えばキリがありませんが、劇団☆新感線の皆さんは、とにかくスペシャリスト。
舞台の上で何が起きても支えてくれるプロ集団なんですよ。これだけの方々を差し置い
て、座長に立たせていただいたので、何もできない人間でしたけれど、この方たちに支
えてもらえているという誇りを胸に頑張らせていただきました。そんな気持ちを伝えた
つもりのカーテンコールの映像もエンドロールの後にあるので、最後の最後まで観てい
ただきたいですね。役者としては、舞台を生で観ていただきたいという思いが一番だけ
ど、舞台を全国各地に届けられないとき、日本全国同じクオリティーで舞台を楽しんで
もらえるゲキ×シネは、とてもありがたい企画です。生の舞台と同じように、大声で笑
って、楽しんでいただきたいです。
http://www.tss-tv.co.jp/promotion_diary/20150511.html
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